黒木瞳がパーソナリティを務める番組「あさナビ」(ニッポン放送)に、お笑い芸人ガレッジセールのゴリが出演。映画をつくることの喜びについて語った。

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ニッポン放送「あさナビ」

黒木)今週のゲストはお笑い芸人、ガレッジセールのゴリさんです。プライベートについて伺いたいと思いますけれども、いろいろなことをなさっていますよね?

ゴリ)基本的にはエンターテインメントなのですが、本当にありがたいことに映画を撮らせてもらったり、「おきなわ新喜劇」を立ち上げさせてもらったり、ガレッジセールでも毎週どこかの舞台でコントをさせてもらったり。

黒木)ずっとネタをつくり続けないといけないということですか?

ゴリ)そうですね。

黒木)そのためには、プライベートが潤わないといけないですよね。

ゴリ)移動中は映画ばかり観ています。バラエティーのロケでも、「15分お待ちください」と言われた瞬間にスマホを出して、イヤホンをつけて映画を観始めます。

15分だけ観たら途中で切って、また休憩が入ると続きを観る。そんなペースで、1日1本は観てしまいます。飛行機や新幹線の移動も多いので、多いときには2~3本観ます。映画以外にもYouTubeでバラエティーを観たりしています。あとは本を読みますね。

黒木)お休みの日は、ずっとご覧になるのですか?

ゴリ)家にいるときは料理をよくつくります。

子供も中高で生意気になって来たので、「美味しい?」と聞いて「おう」と言われるとうれしいです。きょうもこのラジオが終わったら、オムライスをつくります。ふわとろの卵に挑戦しようと思っています。

黒木)ふわとろね。プライベートはお勉強なさったり、料理をなさったり、あとは?

ゴリ)自分の家で脚本を書いているか、ネタを書いているかですね。

黒木)それは仕事ですよね。

ゴリ)好きなのですよね。仕事以外だったら体を鍛えています。

黒木)それも自分のためですよね。

ゴリ)僕はゴルフや釣りのような、いわゆる趣味的なことはまったくやらないのですよ。本当は燻製づくりをやりたいのですが、マンションなので、1回やってみたらすごい匂いで。嫁に「二度とやるな」と言われてしまいました。

黒木)いいですね。お仕事をして、料理もしてくれて、素敵な旦那様ですね。

ゴリ)昔は子供も「おう」ではなく、「美味しい美味しい」と言ってくれたのですよ。何ですかね、中2と高1の生意気さというか。テレビを見ながら飯を食うことさえ、本当は「何だよ」と思うのですが、そこまで口うるさいお父さんになりたくないですし。子供たちはYouTubeばかり観るのですよ。

「民放を観ろよ」と言うと、「民放は面白くないじゃん」と言うのです。「お前らのその体の9割は、民放のギャラででき上がっているのを忘れるなよ!」と言いたいのですが、全然言うことを聞きません。父親の扱いが雑になって来ました。3人で韓流の話ばかりしているし、俺はついて行けないし。

黒木)ママとは仲がいいのですね。

ゴリ)めっちゃ仲いいです。

嫁と子ども、3人の趣味が同じなのです。3人の仲がいいから反抗期がないのですよ。それだけは、嫁にありがとうと言っています。

黒木)ママの教育がいいのですね。

ゴリ)仕事で、バスタオルは家族で1枚を共有して使うか、それとも自分用があるかという話題になったときに、「うちは全員1枚で使いますよ」と言ったら、「信じられない」と言われました。それで、「家族で1枚のバスタオルを全員で使うのは珍しがられたよ」と言ったら、みんながシーンとなるのですよ。「あれ?」と思ったら、みんなが使ったものを俺が使う場合はあるけれど、俺が最初に使ったものは誰も使っていなかったのですよ。みんな使ってくれていると思っていたのに(笑)。

ガレッジセール・ゴリ「バスタオルは家族で1枚を共有して使います」

ニッポン放送「あさナビ」

ガレッジセール・ゴリ/お笑い芸人・俳優・映画監督

■1972年5月22日生まれ。沖縄県那覇市出身。本名は照屋年之。
■沖縄県立首里高等学校卒業。日本大学芸術学部映画学科中退。
■1995年、中学時代の同級生・川田広樹とガレッジセールを結成。吉本興業に所属し、渋谷公園通り劇場などで活躍後、テレビを中心に活躍。『笑っていいとも!』『ワンナイR&R』など数々のバラエティ番組に出演。
■俳優としてもドラマ・映画で活躍し、NHK朝ドラ『ちゅらさん』や映画『忍者ハットリくん THE MOVIE』など数々の作品に出演。
■映画監督としても活動し、2009年には『南の島のフリムン』で監督デビュー。2019年には本名の照屋年之名義で監督を務めた『洗骨』が公開。モスクワ国際映画祭のアウト・オブ・コンペティション部門にも出品された。
■2014年には自らがプロデュースする「おきなわ新喜劇」を旗揚げ。沖縄の劇場をベースに全国ツアーを実施するなど人気を博している。