あなたの朝がいつもイイ朝でありますようにニッポン放送『羽田美智子のいってらっしゃい』。今回のテーマは「虹」です。

虹が人間の目に見えるのは「42度以下」の角度の時だけ!の画像はこちら >>

虹は太陽の光が、水の粒を通り抜ける時にできるものです。元々、光はまっすぐに進みますが、水の中では折れ曲がる性質があります。

空気中にある水の粒に太陽の光が差し込むと、水の粒の中で光は折れ曲がって跳ね返ります。跳ね返った光は折れ曲がる角度によって、いろいろな色に見えます。これが虹です。

水の粒には重さがあるので、空気中でじっとしているわけにはいかずすぐに落ちて行ってしまいます。

ですから本当なら虹は、ほんの一瞬にしか見えないはずなんですが、新しい水の粒が次々と絶え間なく落ちてくることで、見ることができるのだそうです。

だから、私たちの目に映る虹というのは、まるで滝のように落ちてくる、水の粒を通して見える光……ということなんです。

虹は雨上がりのように、空気中に浮いている水の粒がたくさんあれば、いつも見えるというものではありません。その理由ですが、数ある光の跳ね返りの中で、人間の目で見えることができるのには条件があって、それは「42度以下の角度に水の粒があった時」だそうです。

この「42度」という角度の時、光が“アーチの形”に見えるので、“虹=アーチ型”というイメージにつながったそうです。