秋田県鹿角市の広大な国立公園内に位置する「秋田八幡平(あきたはちまんたい)温泉郷」は、手つかずの自然と圧倒的な湯量を誇る、東北を代表する温泉エリアです。

この温泉郷の最大の特徴は、ひとつのエリアに異なる泉質や趣を持つ温泉が数多く点在していることです。
開湯から300年以上の歴史を持ち、「馬で来て足駄で帰る(歩いて帰れるようになる)」と伝えられる名湯「後生掛(ごしょうがけ)温泉」や、子宝の湯として名高い「ふけの湯」など、古くから湯治文化が根付く名湯がそろっています。

泉質は、硫黄泉や単純硫黄泉など多岐にわたります。地熱を利用した蒸気で体を温める「オンドル式」の湯治や、きめ細かな泥を体に塗る泥湯体験など、自然のエネルギーを直接肌で感じる野生味あふれる入浴スタイルも大きな魅力です。

都会の暮らしを離れ、もくもくと立ち上る噴煙や硫黄の香りに包まれる時間は、まさに非日常のひとときと言えるでしょう。

■「秋田八幡平温泉郷」周辺には何がある?
秋田八幡平温泉郷の周辺は、四季折々の絶景を楽しめるレジャースポットの宝庫です。特に「八幡平アスピーテライン」でのドライブは、春の「雪の回廊」から秋の圧巻の紅葉まで、ダイナミックな景観を堪能できます。

また、初心者でも歩きやすい「大沼遊歩道」や「大沼自然研究路」では、希少な高山植物や湿原植物を観察しながら、森林セラピーを心ゆくまで味わえます。
さらに、自然現象を間近に観察できる「後生掛の火山現象(大泥火山)」や、日本の地熱発電所のなかでも古い歴史を持つ「大沼地熱発電所」なども見どころのひとつです。

グルメにおいては、温泉卵や地元の素材を活かした料理、そして鹿角名物の「きりたんぽ」作り体験など、秋田ならではの食文化に触れる楽しみもあります。

この記事の執筆者: All About ニュース編集部
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