老後のお金や生活費が足りるのか不安ですよね。老後生活の収入の柱になるのが「老齢年金」ですが、年金制度にまつわることは、難しい用語が多くて、ますます不安になってしまう人もいるのではないでしょうか。
そんな年金初心者の方の疑問に回答します。

今回は、年金の支給開始時期について説明します。

■Q:65歳までに年金保険料を40年間支払うと、年金はいつからもらえますか?
「56歳です。年金は65歳までに40年間480回まで積み立てれば、いつからもらえますか?」(おじさん56)

■A:『老齢基礎年金』も『老齢厚生年金』も原則65歳からもらえます
老齢年金(老齢基礎年金と老齢厚生年金)をもらうためには受給要件があります。日本の公的年金では、全ての人が支給対象となる『老齢基礎年金』と、厚生年金に加入した人がもらえる『老齢厚生年金』とがあります。

『老齢基礎年金』も『老齢厚生年金』も、受給資格期間が10年以上ある場合に、原則65歳からもらえます。

『老齢厚生年金』は、厚生年金の加入期間がある人が、『老齢基礎年金』に上乗せされてもらえる年金です。厚生年金に加入した期間が1カ月もない人は、『老齢厚生年金』はもらえません。

受給資格期間は、国民年金だけでなく、厚生年金、共済組合の加入期間も全て含まれます。また、年金額には反映されない合算対象期間や保険料が免除された期間も、受給資格期間になります。

通常、老齢年金は65歳からの受給になりますが、60歳から受給を開始する繰上げ受給や、66歳~75歳までの間で希望するタイミングで繰り下げて受給できる制度もあります。

監修・文/深川 弘恵(ファイナンシャルプランナー)
都市銀行や保険会社、保険代理店での業務経験を通じて、CFP、証券外務員の資格を取得。
相談業務やマネーセミナーの講師、資格本の編集等に従事。日本FP協会の埼玉支部においてFP活動を行っている。
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