ホワイトデニムは、春夏シーズンのおすすめアイテムのひとつ。デニムは適度に厚みがあるので透けにくく、ブルーデニムよりもきれいめのコーディネートを楽しめます。
今回は、ホワイトデニムをテーマに、40代女性におすすめのコーディネートを見ていきましょう。
■1. オールホワイトにベージュの差し色をプラス
この写真は、白×ベージュの柔らかいワントーンをベースに、ゴールドで華やかさ、ブラックでメリハリを加えた、春らしく洗練された4色配色。どの色も主張が強すぎないため、着やせ・細見えを意識したシルエットとも相性抜群のカラーバランスです。
白×ベージュだけだと平坦になりがちなところを、ブルゾンのゴールドジップとコインネックレスのゴールドで絶妙な輝きをプラス。ベージュのサテン素材との相性も抜群で、全体の上品さを底上げしています。
ブラックのサンダルが差し色となり、甘くなりすぎる全体をキリッと引き締め、ベージュ系のかごバッグが春らしいラフな抜け感を演出しています。
■2. ピンク×ホワイトの甘さ控えめな配色
この写真は、ピンク×ホワイトという女性らしい配色をベースに、ベージュで大人のまとまり感を出した、柔らかくも洗練された3色配色。レイヤードによるピンクの素材感の変化が単調さを防いでおり、シンプルながら技ありのコーディネートです。
ピンクのハイネックシアーニットの上にピンクのコットンシャツを羽織るレイヤードスタイルにしたことで、単調にならず立体感と奥行きが生まれています。同色の素材違いによるグラデーション効果が上品さのポイント。
ピンクとホワイトの境目にベージュのベルトをアクセントとして投入することで、上下の色を自然につなぐブリッジカラーとして機能しています。ベージュはピンクの赤みとホワイトの白さの中間にある色。コーディネート全体に統一感を与えながら、バックルのゴールドがさりげない高見え感も演出しています。
■3. 素材・柄・輝きで変化をつけるワントーンコーデ
この写真は、色数はたった1色でありながら、花柄・楊柳(ようりゅう)素材・デニム・スタッズという要素の違いによって豊かな表情を持たせた上級者的コーディネート。
ホワイト×ホワイトでも単調にならない理由は、ブラウスの花柄にあります。花柄の線や模様自体がコーディネートの中で視覚的なアクセントとして機能しており、色を使わずに華やかさを演出しているのが最大の工夫です。
同じホワイトでも、上は柔らかくしなやかな楊柳素材、下はしっかりとしたデニム素材という対比があり、光の当たり方や質感の違いが、全体をフラットに見せない奥行きを生み出しています。
■4. グレー×ホワイト×ブラックのモノトーンコーデ
この写真は、彩度ゼロの無彩色だけで構成された、クリーンなモノトーンコーディネート。上から、グレー(中明度)→ホワイト(高明度)→ブラック(低明度)という明度の変化が視線を上から下へ自然に誘導する上、足元のブラックが地面への重心感を生み、全体のシルエットを安定させる効果があります。
ベルト・バッグ・シューズをすべてブラックでそろえることで一体感が生まれ、グレートップス+ホワイトデニムというやや軽い配色の中に、しっかりとした重心とメリハリを加えています。
袖にレースディテールが入ることで、無彩色コーディネートに女性らしい柔らかさがプラス。ホワイトデニムが抜け色として上下の橋渡し役を担っています。
ホワイトデニムは、春の清潔感や軽やかさを演出するのに最適なアイテム。ワントーンやシンプルな構成にすることで、素材感・シルエット・ディテールが引き立ちます。柔らかいベースカラーに対してブラック系の小物で重心を作るのが、春の大人きれいめスタイルの方程式です。皆さんもぜひ参考にしてみてくださいね!
▼松本 英恵プロフィールカラーコンサルタント歴20年。パーソナルカラー、カラーマーケティング、色彩心理、カラーセラピー、ラッキーカラー(色占い)などの知見を活用し、カラー監修を行う。執筆、メディア出演、講演、企業研修の講師など幅広く活動。近著に『人を動かす「色」の科学』。









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