そのなかで人気なのが、配当と優待の両方を期待できる銘柄です。優待株は実際に優待を利用できるため、「保有しているメリット」を実感しやすい特徴があります。特に初心者の場合、値動きだけでなく優待を楽しみながら投資を続けやすい点も魅力です。
また、NISAでは売却益や配当金が非課税になるため、「長く持つ」という考え方と相性がよい制度です。そのため、比較的安定した事業基盤を持つ企業や、生活関連サービスを展開する企業に注目する投資家も少なくありません。
一方で、業績状況などによって、優待制度は将来的に変更される可能性もあります。「優待があるから買う」だけではなく、配当の実績や配当方針、足元の業績、成長性なども含めて総合的に判断することが重要です。
今回は、6月権利取り銘柄のなかから、中長期投資との相性という観点で注目される優待株を3銘柄紹介します。
■日本マクドナルドホールディングス<2702>
日本マクドナルドホールディングス<2702>は、人気優待銘柄の1つです。1年以上の継続保有が必要ですが、株主優待としてバーガー類、サイドメニュー、ドリンクの商品引換券がセットになった優待冊子が提供されています。ブランド力が非常に強く、幅広い世代が利用しやすい点も特徴です。
新NISAでは「長く保有しやすい銘柄」を探す投資家も増えていますが、同社は優待目的の長期保有投資家も多い銘柄の1つです。
■パン・パシフィック・インターナショナルHD<7532>
パン・パシフィック・インターナショナルHD<7532>は、ディスカウント店の「ドン・キホーテ」などを展開しています。株主優待では、グループ店舗で利用できる電子マネー「majica」のポイントが付与される仕組みとなっており、実生活で利用しやすい点が特徴です。食品や日用品など幅広い商品を扱っているため、優待を日常生活で活用しやすい点も魅力です。
国内だけでなくアジアを中心に海外展開も進めており、中長期成長を期待する投資家も少なくありません。NISAでは「長く持ちながら優待を楽しみたい」という投資家からも人気の高い銘柄です。
■アシックス<7936>
アシックス<7936>は、スポーツ用品大手です。株主優待では、直営店舗や公式通販などで利用できる割引電子チケットが提供されており、スポーツ用品購入時に活用できます。近年は健康志向やランニング需要拡大を背景に業績面でも注目されるケースが増えています。また、海外売上比率が高く、円安メリット関連として話題になることもあります。
新NISAでは「成長性+優待」を重視する投資家も増えていますが、アシックスはその両方を意識しやすい銘柄の1つです。
※株主優待に関する情報は、記事執筆時点のものになります。詳細につきましては、各社が発表している株主優待内容をご確認ください。
※記載されている情報は、正確かつ信頼しうると判断した情報源から入手しておりますが、その正確性または完全性を保証したものではありません。予告なく変更される場合があります。また、資産運用、投資はリスクを伴います。投資に関する最終判断は、ご自身の責任でお願いします。
文:田代 昌之(金融文筆家)
新光証券(現みずほ証券)やシティバンクなどを経て金融情報会社に入社。アナリスト業務やコンプライアンス業務、グループの暗号資産交換業者や証券会社の取締役に従事し、2024年よりフリー。ラジオNIKKEIでパーソナリティを務めている。
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