日本国内では先週末から放送が開始され、トレンドを席巻するなど大きな話題となっている本作。各プラットフォームで配信がスタートされると、海外でもSNSを中心に大きな盛り上がりを見せている。
MCからアニメ化に至った経緯を聞かれると、遠藤プロデューサーは「元々漫画を読んで、すごく面白い作品だなと思い、ぜひ自分の手でアニメ化したいと思っていました。見ていただくと分かると思うのですが、デフォルメが効いていて、すごく可愛らしい絵柄でありながらもシリアスな展開とハードなストーリーというところのバランスがすごくユニークなんです」と、アニメ化を目指したきっかけと原作が持つ魅力を説明する。
続けて「リアルな頭身の高い人間を描くよりも、こういうデフォルメが効いたキャラを柔軟に動かしていくというのが意外と難しかったりもして、なかなか普通のアニメスタジオではこの漫画のアニメ化は難しいだろうなと感じていました。そんななかで、アーティスティックな挑戦をずっと続けているサイエンスSARUさんしかないと思い、直接オファーをさせていただいたところ作品にも深く共感してくださり、ご一緒させていただくことになったという経緯です」と、現在国内外で話題を呼ぶ作品が動き出した経緯を語った。
本作は、山田尚子総監督やAbel Gongora監督ら制作陣が、物語の舞台となっているモンゴルでのロケハンを行った。遠藤プロデューサーはこれについて、「総監督の山田さんや監督のAbelさん、背景美術のスタッフさんと一緒にモンゴルロケハンに行かせていただきました。現地で博物館の資料を見たりもしましたが、一番印象に残ったのがゲルにホームステイをさせていただいたことです」と当時を振り返る。
「実際に遊牧民として暮らしている方々のゲルにホームステイをさせていただき、どのような暮らしをされているのか、を体験させていただくことができて、キャラクターたちがモンゴルの地に移り住んで、モンゴルの文化に触れてどういう風に生活をしていたんだろうという気持ちを感じ取ることができました。それがあらゆるシーンの演出や、様々な描写にすごく活かされていると思います」と、モンゴルでのロケハンが作品のクオリティアップに繋がっていることを話すと、会場からは大きな拍手が沸き起こった。
そして、本作の原作者であるトマトスープとのやり取りについて質問されると、遠藤プロデューサーは「その当時の文化や歴史を描くというのはすごく大変で、とにかく制作チーム一同真摯に、様々な文献や資料を調べました。
SNSでも話題になっている本作の時代・歴史考証の深さが、原作者のトマトスープをはじめとする専門家の協力があってこそ成し得たことという点が熱く述べられ、会場からは更なる拍手が贈られた。
遠藤プロデューサーは、最後に「今日はまだ公開してない3話と4話も見ていただける貴重な機会です。本当に冒頭から目が離せない素敵なアニメーションになっていると思うので、ぜひ最後までたっぷり楽しんで欲しいです」と挨拶をして、上映前のトークセッションは終了した。上映後、会場からは割れんばかりの拍手と歓声、そして熱い反響が寄せられ、「Japan Expo 2026」のスペシャルスクリーニングは大盛況のうちに幕を閉じた。
TVアニメ『天幕のジャードゥーガル』は、世界最大級のアニメ配信サービス「Crunchyroll」にて世界200以上の国と地域で配信中。日本では、テレビ朝日系全国24局ネット“IMAnimation”枠・BS朝日ほかにて毎週土曜日23時30分より順次放送中で、地上波放送に併せて各配信プラットフォームでも順次配信が行われている。
■TVアニメ『天幕のジャードゥーガル』Japan Expo 2026スペシャルスクリーニング概要
【開催日時】2026年7月10日(金)
【登壇】テレビ朝日プロデューサー・遠藤一樹
(C)トマトスープ(秋田書店)/天幕のジャードゥーガル製作委員会
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