『劇場版モノノ怪』が全三章構成であることが判明。公開中の『劇場版モノノ怪 唐傘』に続く第二章となる『劇場版モノノ怪 火鼠』は2025年3月14日に公開されることが決定した。
さらに、『劇場版モノノ怪 唐傘』が第28回ファンタジア国際映画祭で最優秀長編アニメーション賞を受賞したことも明らかとなり、2週目来場者特典として御札ステッカーが配布されることが決定した。

『モノノ怪』は、2006年に異例の高視聴率を記録した『怪~ayakashi~』の一編「化猫」から派生し、2007年に放送されたTVアニメシリーズだ。謎の男・薬売りが、人の情念や怨念が取り憑いたモノノ怪が引き起こす怪異を鎮めるべく、諸国を巡る物語を描く。CGと和紙テクスチャを組み合わせた斬新な手法で生み出された絵巻物のような唯一無二の世界観と、主人公・薬売りのミステリアスな魅力は視聴者を惹きつけ、放送以来根強く愛されている。

『劇場版モノノ怪 唐傘』は、その『モノノ怪』が大奥を舞台に劇場版として“新生”するもの。シリーズの生みの親である中村健治監督の元に集結した、豪華キャスト・スタッフによる完全新作の劇場映画として、切なくも強く魂を揺さぶる“救済”の物語が立ち上がる。

このたび、そんな『劇場版モノノ怪』が、全三構成であることが判明。『劇場版モノノ怪 唐傘』に続く第二章となる『劇場版モノノ怪 火鼠』は2025年3月14日より公開となることが決定し、シリーズの生みの親・中村健治よりコメントが届いた。

続編の存在は『劇場版モノノ怪 唐傘』の中でサプライズとして明かされたもの。同作のラストシーンで、薬売りが新たなモノノ怪の存在を感じ取り、意味深な表情を浮かべた瞬間襖が閉まり物語が終了。そのままエンドロールに入るかと思いきや、 「二章・火鼠へつづく」の文字が現れたのだ。公開初日に劇場に足を運んでくれた観客に、真っ先に第二章の存在を知って欲しいという制作陣の想いが込められた演出だった。


これに伴い、8月2日より『劇場版モノノ怪 火鼠』のムビチケ第一弾が発売されることも決定。併せて公開されたデザインでは、天井から壁、そして床まで艶やかな色彩が絶え間なく続く部屋に一人立つ薬売りの姿が描かれており、『モノノ怪』らしい独特な雰囲気が感じられるものとなっている。

さらに、公開中の『劇場版モノノ怪 唐傘』が、カナダ・モントリオールで開催中の「第28回ファンタジア国際映画祭」で、最優秀長編アニメーション賞にあたる今敏賞を受賞したことも明らかに。

1966年に始まり、今年で28回目を迎える「ファンタジア国際映画祭」は北米最大のジャンル映画祭で、今敏賞は過去に「THE FIRST SLAM DUNK」や「犬王」など、世界各地で話題を集めた人気作が受賞している。

また、『劇場版モノノ怪 唐傘』より、2週目劇場鑑賞時来場者特典として、8月2日から薬売りがモノノ怪の侵入を阻むために使用する御札のステッカーが配布されることも決定。デザインは全3種類で、ランダムでの配布となる。先着数量限定、『劇場版モノノ怪 唐傘』の上映劇場にて実施される。

『劇場版モノノ怪 唐傘』は7月26日より全国の劇場にて公開中。『劇場版モノノ怪 火鼠』は2025年3月14日より公開予定。

<以下、コメント全文掲載>
シリーズ生みの親・中村健治
『劇場版モノノ怪』は、TV 版を観ていない初見の方がいきなり鑑賞しても大丈夫なようにデザインしました。 続く二つの劇場版もちゃんと独立した一つの劇場作品として完結します。
そして「大奥」という舞台、薬売りが「モノノ怪」を斬るという作品の型は維持されますが、味付けやバランスはそれぞれ章 ごとに違うものとなります。
どの劇場作品から観ても大丈夫な佇まいとなっていますが、実は第一章をもう観られた皆さ んは第二章、第三章の主人公達と劇場で出会っています。またそれ以外の登場人物達も引き続き「怪異」と向き合っていき ます。
さらに三部作全体で大きなひとつの「情念」を薬売りが斬る物語にもなっています。 全力で制作してまいりますので、引き続き、何卒皆々様、今しばらくお付きたい願いたく候!です!

『劇場版モノノ怪 唐傘』作品情報
▼キャスト
薬売り:神谷浩史
アサ:黒沢ともよ
カメ:悠木碧
北川:花澤香菜
歌山:小山茉美
大友ボタン:戸松遥
時田フキ:日笠陽子
淡島:甲斐田裕子
麦谷:ゆかな
三郎丸:梶裕貴
平基:福山潤
坂下:細見大輔
天子:入野自由
溝呂木北斗:津田健次郎

▼主題歌
「Love Sick」アイナ・ジ・エンド(avex trax)

▼スタッフ
監督:中村健治
キャラクターデザイン:永田狐子
アニメーションキャラデザイン・総作画監督:高橋裕一
美術設定:上遠野洋一
美術監督:倉本章 斎藤陽子
美術監修:倉橋隆
色彩設計:辻田邦夫
ビジュアルディレクター:泉津井陽一
3D 監督:白井賢一
編集:西山茂
音響監督:長崎行男
音楽:岩崎琢
プロデューサー:佐藤公章 須藤雄樹
企画プロデュース:山本幸治
配給:ツインエンジン ギグリーボックス
制作:ツインエンジン EOTA
(C)ツインエンジン
編集部おすすめ