2019年に開催された東京オートサロンで1台のカスタムカーが注目を集めました。その名は「Modulo Neo Classic Racer」。
ゆみちぃ部長に続け!
純情のアフィリアから運転自慢がもう1人
「なんでカナが出演しているのよ!」と、ゆみちぃ部長から怒られそうなので、まずは葉山カナさんとは何者なのか、そして出演の経緯について、部員Kからご説明しましょう。
葉山カナさんは、アイドルユニット「純情のアフィリア」のメンバーで、寺坂ユミさんと同期の10期生。しかも同じ愛知県出身の仲良しさんです。
コトの次第は昨年の上半期にさかのぼります。ゆみちぃ部長がHonda車を試乗したことをSNSに投稿したところ、ファンの方から「いつもHondaばかり乗っているんですか? LEXUSの仕事はないんですか?」という内容のリプライがきたのです。以来なんとなく、ゆみちぃ部長によるHonda車の試乗は避けてきました。その結果、ゆみちぃ部長の「MINIミニ大作戦」という企画が立ち上がったのですが。もちろんLEXUS試乗体験記事も考えましたが、さすがに1000万円の車にアイドルが乗って「楽しかった! LEXUS最高!」などという記事を書いたら、それこそSNSでフルボッコにされそうです。
そこでマネージャーさんに「純情のアフィリアのメンバーで、普通自動車の運転免許を取得している人を教えてください」と打診。すると寺坂ユミさんのほかには、葉山カナさんしかいない、ということが判明したのです。ですがここからが大事なポイント。実は葉山カナさんのお父様は、なんとHondaの関係者だというではありませんか! これなら「どうしてHondaしか乗らないんですか?」というリプライが来ても「パパがHondaだからね」と返信できます!
とはいえ、ペーパードライバーの葉山カナさんにいきなりHonda車の運転をお願いするのは難しそう。「ペーパードライバーでもFITなら安心!」とか「Hondaグループの教習所であるレインボーモータースクールでペーパードライバー教習を受講する」という記事も考えましたが、「それ、ゆみちぃでやったじゃん!」と担当編集でもある部員SからNGが。
限定車「Modulo Neo Classic Racer」とは?
さっそく、純情のかなりんにHondaで知っているクルマについて尋ねてみました。すると「VEZEL」と即答。やっぱりイマドキの子はSUVかぁ、でもVEZELを知っているって凄いなぁと思ったら……「この前、お父さんがVEZELに買い替えたんですよ」というではありませんか。ちなみに前に乗っていたクルマは? と尋ねたところ「VEZELです」というから驚き。このように、カナさんは、Honda車で育った愛知県民なのです。「ちなみに私は名古屋ですけれど、ゆみちぃは知多半島ですからね。微妙に違いますからね」と念を押されました。それを聞きながら部員Kは(ゆみちぃ部長は、カナさんのことを「カワイイ顔をして毒を吐く」と言っていたけど、なるほどコレのことか)と妙に納得した次第。
今回訪れたのはHondaの純正カーアクセサリーを手掛ける「ホンダアクセス」。簡単に言えば、クルマのカーペットとかを作っている会社です。で、エントランスにありましたよ「Modulo Neo Classic Racer」が。これのラジコンを体験してもらうわけです。
「あの……このクルマ何ですか? Hondaのクルマですか」というカナさん。それではカンタンにご説明しましょう。元々のベースとなったのは、「S660」という2015年に登場した軽自動車です。このクルマを元にしてホンダアクセスは2016年の東京オートサロンでドア以外の部分をすべて作り直した「S660 Neo Classic」というコンセプトカーを作成したのですが、これが話題沸騰! なんと市販化を望む声に応える形で2018年に外装キットとして市販化してしまったのです。そのお値段、キット価格約100万円。ちなみに塗装や組み換えの工賃はおよそ100万円前後……。「それS660がもう1台買えるんですけれど!」というのは誰もが思ったことです。
そのS660 Neo Classicと、ホンダアクセスが展開するスポーティーブランド「Modulo」を融合させたのが、Modulo Neo Classic Racerになります。「へぇ! カッコイイですねコレ」ということで、特別に座らせてもらうことなりました。社員でも、このクルマに座ったことがある人は少ないそうで、アイドルとしては初の快挙です! 本当は社外の女性で初の快挙、と言いたいところですが他媒体で女性モデルさんが着座されたことはあるようです。ロールゲージに足をひっかけながら、何とか乗り込むカナさん。
Modulo Neo Classic Racerのシートに座ったカナさん。
せっかくなので、クルマを観察。「なんかこのリア可愛いです」とダックテイルのスポーラーをスリスリ。そしてS660オーナーである部員Kは「マフラーが上についている!」と言いながら我を忘れてシャッターボタンを押しまくり。その様子を見たカナさん、部員S、同行マネージャーはドン引きしていたのは、言うまでもありません。
クルマ好きの入り口に最適なのがラジコン
さて何故にラジコン化する運びになったのでしょう? ということで担当の方にお話をうかがいましょう。本企画を担当されたホンダアクセス商品企画部の佐伯さんに聞きました。佐伯さんは「もともとクルマは好きで。物を作りたくて入社しました」という転職組。前任者から引き継ぎと言う形にはなるものの、入社わずか半年でModulo Neo Classic Racerラジコン化企画を任されたのだそうです。
「Modulo Neo Classic Racerは、S660 Neo Classicのようにボディーキットとして販売することはできません。ですがせっかく作ったのに、何かの形で販売したいと前任者が思ったようなのです。そこでミニカーとかどうだろう、と考えたらしいんですよ。そこで静岡ホビーショーという展示会があることを知り、休みを取って行ったらしいのですよ」。いくらクルマが好きとはいえ、この熱量、すごすぎます。さすがHondaの人と感心します。
「その時、京商さんのブースで「MINI-Z(ミニッツ)」に目が留まったそうです。小さくて動く、これは面白い! と。長い時間ブースの前にいたら、京商の方が声をかけられたそうで。そこで意気投合してプロジェクトが始まりました。私が引き継いだのは、その後からです」というのが事の始まり。佐伯さんによるとクルマのラジコンや模型は、模型メーカーからクルマメーカーにモデル化の問合せをすることから始まるのが一般的で、クルマメーカーから声をかけるのは異例中の異例なのだとか。
ラジコン化で難しかったのは何ですか? と、純情な質問をするかなりん。「まず、私たちはラジコンを売ったことがないので、社内でラジコンを作って売ることへの理解を深めるのが大変でしたね」と佐伯さん。確かにホンダアクセスはカーナビや自動車用フロアーマットは売っても、ラジコンを手掛けるのは初めてです。新入社員にいきなり初めてのことをやらせるあたりも、またHondaらしいといえそうです。
プロジェクトが本格始動し商品化しようとすると、次なる問題が待ち構えていました。「ラジコンの場合、シャシーが共通化されている都合、実車の寸法をそのまま縮小することはできません。ある程度ディフォルメしないといけないのですが、それが大変でしたね」と佐伯さん。設計は基本的に京商側が行ない、ホンダアクセス側のデザイナーがチェックをするという作業で進められたそうです。
ですが「うちのデザイナーが細かいんですよ」とボヤく佐伯さん。
ほかにもミラーの形状にもこだわったとのこと。しかも、ラジコンゆえ衝撃時でも壊れないようにゴム製にしているから、製造などの面でも大変だったのだとか。こうした小さな、でも大きなコダワリの結果、納得のいく物ができたようです。「まさかクルマの会社に入社して、ラジコンを作ることになるとは思いませんでしたが、面白かったです」と佐伯さんの達成感に満ちた表情が印象的でした。
「このラジコン、どこで買えるんですか?」と純情な質問をするかなりん。販売はホンダアクセスの公式オンラインストアPayPayモールのみで予約受付中(発売4月28日)で、ネット通販のみという販路によって、売れるかどうか心配だったという佐伯さん。価格も2万5300円と、決して安いモノではありません。
ですが専用ケースが付属する初回限定の200台は即日予約が埋まるという人気ぶりで、この売れ行きに佐伯さんは大変驚いたのだとか。「もう、売れなかったらどうしようと思っていたので、本当に安心しました」と胸をなでおろしたそうです。
ちなみにマスクケースも製作したとのこと。これは先日開催された「Honda Racing THANKS DAY」などのイベントで配布したとのことで、今後のイベントでも配布されるもようです。カナさんも貰ってニコニコです。
最初は操作に混乱するが
慣れると自分の意のままに動かせる!
ということで、カナさんにMINI-Z Neo Classic Racerを運転してもらいましょう。と言いたいところなのですが、MINI-Z Neo Classic Racerは発売前なのでサンプルしかなく、これを壊すわけにはいかないのです。ですので、今回は2代目NSXを運転して頂くことになりました。
80年代にテレビ東京の某ラジコン番組を見ていた世代的に、ラジコンは外で遊ぶものとおもっていたのですが、小さなMINI-Zは屋内で遊ぶことができます。寒い中でラジコンを操作するのは……と思っていただけに、カナさん含めて一安心。ということで会議室にパイロンを置いて、8の字で遊んでもらったのですが……。
いきなりアクセル(スロットル)全開で壁に正面衝突するカナさん。自損事故発生です。本物のNSXだったら大変ですが、MINI-Zなので大丈夫。気を取り直してハンドルを回すとドリフト! 「何これ、面白い!」とはしゃぐカナさん。「カンタンにドリフトができるのが面白いんですよ」と佐伯さん。MINI-Zには色々な仕様があるそうですが、Neo Classic Racerはあえてドリフト仕様を選択したのだそうです。
真剣な面持ちでラジコンを操作するカナさん。ほとんど言葉を発しません。カナさんはカナり真面目な性格のようで、壁に激突したのがカナり悔しかったのか、一言もしゃべらず黙々と走行を続けます。次第にパイロンの間で8の字ができるようになったカナさん。10分程度でカナり上達しました。「思い通りに走らせるのって難しいですけれど、逆に思い通り走らせられたら楽しくなってきました」というカナさん。それはクルマも一緒です。
こうして少しクルマに興味を持ったカナさんの様子を見て、佐伯さんは笑顔。そこに「クルマ離れをしている若者が、クルマに興味を持っていただければ」という彼女の願いはこういう事か、と感じた部員たちでした。「小さいから、アフィリアの楽屋とかでレースとかしてみたい」というカナさん。その時は取材に行きますよ。
「にしても、Hondaって面白い会社ですね。だって公道が走れないコンセプトカーを作ってショーに出すだけじゃなくて、そのラジコンを作っちゃうんですよ?」。ほかの自動車メーカーでこういう話って、あまり聞かないですね。「耕運機や除雪機、飛行機まで作っているし、Hondaってホントに面白いですね」。そんなHonda車のハンドルをカナさんが握る日は来るのでしょうか? ASCII.jp自動車部はカナさんの入部をいつでも歓迎しますよ!
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