【木村ヒデノリのTech Magic #117】 全天球カメラ市場をリードするInsta360から立て続けに新製品が発表されている。「Insta360 One RS」は性能のアップデートがメインだったが、なんとそのシステムを使って組み立てられるライカ社共同開発レンズの360度モジュール「1-INCH 360 EDITION」が登場した。光学系はライカのノウハウを存分に活用して設計され、かつ1インチのセンサーを2機搭載、6K・2100万画素での撮影ができる。これまでのコンシューマー向け360度カメラといえば面白いコンテンツが撮れるものの解像度の面で難があったが、今回の1-INCH 360 EDITIONはリフレームして4Kで書き出してもミラーレス一眼などで撮った画と遜色がない。さらに写真の綺麗さは格段に上がっており、同じく1インチセンサーを積んでいたRICOHのTHETA Z1を凌ぐレベルだ。昨今の情勢でバーチャル内見や建築のオンライン確認なども再注目されるなかで、1-INCH 360 EDITIONにどのような可能性があるのかを探った。
 

●ライカ共同開発のレンズとソフトウェア処理がすごい
 2020年に始まったInsta360とライカのパートナーシップ、第1弾はアクションカメラ用1インチセンサーという魅力的なものだったが、今回のインパクトはそれ以上だ。明らかに大型になった本体は、より良い光学性能を期待させてくれる。これまで1インチシングルモジュールはあったものの、360モジュールはX2と同等のスペックでモジュール式の魅力はイマイチだった。しかし今回のリリースでアクションカメラ、360度カメラ共に1インチの選択肢ができたことになる。これによって1台で両方撮れるというモジュール式はかなり魅力的になった。