新潟市の高校ソフトテニス部員が死亡した福島県郡山市の磐越自動車道のマイクロバス事故を受け、千葉県教育委員会などが11日、県内の小中高校と特別支援学校など計250校に対し、部活動などで児童生徒が遠征する際に原則として公共の交通機関での移動を求め、旅客運送の許可を得ていない「白バス」を利用しないよう伝達した。県教委などへの取材で分かった。
2008年に同趣旨の通知を出しており、再度ルール順守の徹底を呼びかけた。
(渡辺翔太)
 県教委は11日、県立の高校と特別支援学校など計160校と全市町村教委に向けて「児童生徒の校外活動における交通事故等の防止について」と題したメールを送信。07年12月に生徒を引率した教職員の自家用車が事故に遭ったことを教訓とし、翌年1月に出した同タイトルの通知内容を守るよう求めた。
 通知では、会場に向かうには原則公共の交通機関を利用し、バスでの移動が必要な場合でも「白ナンバー」のバスの利用を禁止した。他にも、教職員が自家用車で移動する際に原則として児童生徒を同乗させず、児童生徒が自転車などで移動する場合は危険箇所を事前に学校が把握して周知や指導を行うよう促した。
 県内の私立学校を管轄する県総務部も11日、小中学校など計90校に校外活動の安全確保の徹底を呼びかける通知を出した。
 同通知のルールを巡っては、毎年春ごろ、県立高校の保健体育科の教科主任や私立校の有志が集まる研修会で共有されるという。
◆旅客運送許可「当然」 値段高く負担感も
 「児童生徒を乗せるバスは安全のため、旅客運送が許可された貸し切りが当然だ」。県内のある教育関係者はこう強調する。
 一方、「貸し切りバスは学校にとっては価格が高く、運賃をまかなう保護者らの中には負担を感じる人もいる」とも明かした。部活動費をなるべく抑えたい保護者への配慮と安全確保の両立が難しい状況となっているという。
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