フランスで現地時間5月12日に開幕する世界三大映画祭のひとつ、「第79回カンヌ国際映画祭」のカンヌ・クラシックス部門に、黒澤明監督のデビュー作『姿三四郎』(1943年)が選出された。

 本作は、主人公の青年・三四郎(藤田進)が柔道に魅せられ、柔道家として成長していく姿を描く。
映画祭公式サイトでは、「日本の伝統社会を背景に、“生きる意味”や自己鍛錬、他者への敬意を描き出した作品」と紹介されている。

 今回上映されるのは、東宝アーカイブが既存の35mmマスターポジフィルムおよび35mmデュープネガを用いて制作した4K修復版。映像と音声は、それぞれSCANSTATIONとSONDOR RESONANCESによってデジタル化された。

 さらに、新たに制作されたDCP(デジタル上映用データ)には、長年失われていた約12分間のシーンを収録。公開当時以降、長らく見ることができなかった貴重な映像が復元されている点も注目を集めそうだ。

 上映は現地時間5月15日、ブニュエル劇場で行われる予定。
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