◆JERAセ・リーグ ヤクルト0―10阪神(12日・神宮)

 神宮がどよめいた。10点ビハインドの9回。

ヤクルト・オスナ内野手がマウンドに上がった。

 「燃えましたね。とにかくストライクを投げようと」。先頭の佐藤には四球を与えたが、続く小野寺を137キロ直球で二ゴロ併殺打に仕留めた。MLBで2度、野手登板を経験しているが、来日6年目で初登板。外国人野手の登板は99年の広島・ペルドモ以来27年ぶり。「登板したいとコーチ陣にも言っていたのでそれが実現した」とオスナ。大差をつけられて、松元ヘッドから進言されて助っ人の登板を決めた池山監督は「投手を使わない点はよかった」と神妙な表情で振り返った。

 再調整で2軍調整していたオスナはこの日、1軍に復帰し「6番・一塁」で先発。4打数無安打に終わった。4月16日のDeNA戦(神宮)で自身がスイングした際、バットが手を離れて球審を務めていた川上審判員の左側頭部を直撃。危険スイングの罰則が適用されるようになった。

「気をつけながらやっていきたい」とオスナ。1軍復帰には「戻れて素直にうれしい」と前を向いた。

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