◆米大リーグ ブルージェイズ―エンゼルス(10日、カナダ・トロント=ロジャーズセンター)

  ブルージェイズの岡本和真内野手(29)が本拠でのエンゼルス戦に「4番・三塁」で先発。初回2死二塁の先制チャンスで、3~4月の月間最優秀投手賞に選出された相手先発右腕のソリアーノの内角低めの96・8マイル(約156キロ)のシンカーを捉え、左翼線へ先制の適時二塁打を放った。

 フルカウントからの6球目。岡本のバットが快音を奏でた。打球速度101・7マイル(約164キロ)の鋭い当たりが三塁手の頭を越えて左翼線を転々とすると、本拠地は熱狂の渦となった。4月は7試合に登板して5勝1敗、防御率0・84、49奪三振の活躍で一躍脚光を浴びたソリアーノの武器であるシンカーを攻略した岡本。5球目にもほぼ同じ内角低めのシンカーを空振りしていたが、同じ球を続けた相手にひと泡吹かせた。一塁走者が先制のホームにかえると、一気に二塁に到達して、両手拳を前に出して握り、笑顔をみせた。これで3試合連続の貴重な打点を挙げ、渡米後最長となっている連続試合安打は「9」、連続試合出塁は「12」に伸ばした。

 この日は当初「打順・2番」に入っていたが、バージャーが右ひじ痛でスクラッチ。岡本は4番に変更となった。バージャーは、前日の同カードで負傷者リスト(左足首痛)からの復帰し、2回にメジャー今季最速、スタットキャスト導入2015年以降でも同球場での最速捕殺となる101・2マイル(約163キロ)の本塁送球を披露していた。戦列に戻った右翼手と岡本による新「1・2番コンビ」は幻となったが、前日同様に4番で先発した岡本は、持ち前の勝負強さを発揮。得点圏に走者を置いて迎えた第1打席で、結果を出した。

この日は、現地で母の日。ピンクのソックスを膝まであげ、バット、手袋、スパイク、右のアームサポーターもピンク仕様の岡本の先制打で、ブルージェイズが3月の開幕カード以来となる3試合3連勝のスイープに好発進した。

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