◆JERAセ・リーグ 巨人5X―3広島(12日・岐阜)

 巨人の佐々木俊輔外野手が「8番・中堅」で出場。プロ初のサヨナラ弾以外にも、チームにとって自身にとって価値ある一打を放った。

 1点を追う7回1死、床田の初球を思い切り引っ張ってライナーで右翼線二塁打。1番・平山が2番手・高から放った左前適時打で同点のホームを踏んだ。

 この日の相手先発は左腕の床田。チームは4月28日に東京Dで対戦した際に8回3安打1失点の好投を許して敗れていた。

 試合前の時点で左腕が先発の試合で5勝11敗と左投手対策が課題の巨人打線。佐々木は試合前の時点で対右投手が打率2割9分に対し、左投手には20打数3安打、打率1割5分だった。

 それでも阿部監督は「左対左」となる佐々木をスタメンに起用した。対左投手が12打数4安打、打率3割3分3厘だった若林や、ベテランの松本の右打者がベンチスタート。佐々木への期待の表れだった。

 佐々木は左腕への対応力が上がれば、スタメン出場の機会はもっと増える。この日の試合前のフリー打撃では、左投げの打撃投手の球をセンターから逆方向中心に丁寧に打ち返す姿があった。その意識があったから7回は床田の初球、変化球を強振して、ファウルにならず、右翼線に入ってフェア、二塁打となった。

 佐々木は8日の中日戦(バンテリンD)でも左腕の斎藤から適時二塁打を放っていた。床田からの二塁打も今後につながる大きな一本だった。(片岡 優帆)

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