本作は、旅立ってしまった人の目線で、遺された人への想いを描く愛の物語。
冒頭の挨拶を終え、用意された椅子に着席してトークセッションを行う予定だったが、椅子が高かったため森が着席に苦戦すると、すかさず坂口が手助けをし、椅子の高さを低くしてあげるなど、紳士的な一面を見せ会場を和ませた。
また、すでに視聴者から「大切な人を思い出す温かな作品」「喪失感に優しく寄り添う、愛に溢れた作品」「嗚咽するほど泣いた」などと絶賛の声が届いていることが話題に上ると、元女子高生のナナ役を演じる森は「7人いて7つのストーリーがあって、きっと『泣いた』とか『温かかった』って言ってくれた人にも1つの映画になるようなストーリーがあって、それを7人の誰かに投影して見てくれているんだと思うと、そういう人たちの話を聞いてみたいなと思いました」と声を弾ませ、「(本作は)死者からの目線なので、もし自分に悔いることとかがあっても、その先でその人(死者)もいろんな形で自分のことを思ってくれているのかもなと思うと、今まで片思いだった世界が、急に両思いでつなげてくれた気がして、それは自分の人生にも温かみを与えてくれた部分だったので、出会えてよかったなと思います」と笑顔で語った。
さらに、豪華キャスト陣と共演した感想を求められた森は「私、この中に入れるんだと思って、撮影がものすごく楽しみで、でもものすごくナーバスでした(笑)」と打ち明け、「でも、私が仲間入りしたときは家族感ができていて、チームを超えて家族って感じで、何も言わなくてもわかるし、何かを言っても聞いてくれるみたいな、そういう温かい空気感が完成されていたので、私もそんなに緊張せずに、いい意味での緊張感だけを持ってリラックスして挑めたので、それはすごくありがたかったです」と感謝し、「“これはお仕事なんだ”って忘れてしまいそうになるくらい、現場の雰囲気を作ってくれていたのですごいなと思っていました」と目を輝かせた。
そして、本作の内容にちなみ、“今、一番会いたい人”を尋ねられた森は「ダイアンの津田(篤宏)さんに会いたくて…」とコメントして会場の笑いを誘い、「ずっと会いたいなって。どこかで見守ってくれていたらと思っています」と吐露。続けて、森は「すごく好きなんです。本当に元気をもらっているので、直接『ゴイゴイスー』をしてほしいなってずっと思っています」と言葉に力を込めた。