LINEヤフーは4月20日、これまで各サービス内でバラバラに提供してきたAIエージェント機能を統合し、新コンセプト「毎日のそばに、だれでも使えるAIを。」を掲げて新ブランド「Agent i」を発表した。6月には複雑なタスクの代行機能もリリース予定で、対応領域や機能は段階的に拡充していくとしている。


同社はこれまでYahoo! JAPANで「AIアシスタント」、LINEでLINE AIを提供してきたが、今回LINEヤフーのサービスを横断するAIエージェントサービス「Agent i」として統合して提供するという内容。単なるチャットアシスタントではなく様々な意思決定に関与できる点が特徴だとしており、LINEヤフーの100を超えるサービスから独自のデータを比較・検討してユーザーのリクエストに回答する。またユーザーの利用状況や設定に応じて回答を最適化していくメモリ機能の提供を予定するほか、100万以上の企業・店舗が活用する「LINE公式アカウント」向けにも提供し、予約や購入にとどまらず、アフターフォローにまで対応するタスク実行機能を実装していくという。

○1億ユーザーのLINEヤフーがAIエージェントのタッチポイントに

同日、LINEヤフーはメディア向けに発表会を開催し、サービスの概要について説明を行った。話を聞いていく中で、昨今よく聞かれる新AIエージェントサービスのリリースというよりは、LINEヤフーグループ全体のサービスをAIエージェント込みの体験に変革していくという大きな節目のようなものだと感じられた。

Agent iによってヤフーが備えるあらゆるサービスは具体的な提案能力を獲得可能。個々のサービスをバラバラに使いこなす必要がなくなり、ユーザーは必要な情報を自然言語で人に話しかけるように入手できるようになる。加えてLINEのコミュニケーション機能はそのまま対人から対AI用のインタフェースとして転用可能で、消費者と企業・店舗のコミュニケーションを大幅に強化するはずだ。

個人的には、「Agent i(エージェント アイ)」というイメージがどのくらい受け入れられていくのかが気になる。知性のintelligence、一人称のIなどもっともらしい由来について聞かされたが、もっと聞いてすぐLINEヤフーのサービスであることがわかるネーミングでもよかったような。他社でいえばRakuten AIも似たような赤紫青のグラデーションカラーを採用しているし、Agent iのマスコットキャラクターもニュートラルな印象で、LINEヤフーのものであるというような印象は受けなかった。LINEヤフーのサービスであることを差別化する意図よりも、AIサービスであることが伝わるように企図されたイメージなのだろうか。


"毎日のそばに、だれでも使えるAIを。"LINEヤフーのAIエージェント「Agent i(アイ)」✨➡️https://t.co/0OYPN89Y63LINEやYahoo! JAPANから画面タップでかんたんに使えるAI「Agent i」が、おでかけやお買い物などあなたの毎日のあらゆる場面をサポートします。#Agent_i #LINEヤフーのAI pic.twitter.com/0DsZKDwBaJ— LINEヤフー株式会社 (@lycorp_jp) April 20, 2026
編集部おすすめ