今回のテーマは、「富裕層が乗る車」です。
日本では「純金融資産保有額」が1億円以上5億円未満を富裕層、5億円以上を超富裕層と定義しています。
大阪・北新地のクラブにいたころは、毎日「新地モータープール」に駐車されている高級車をチラリと見ながら通勤していました。「あそこにあのランボルギーニがあるってことは今日は○○さんは新地にいらっしゃるのかしら」なんてことがわかったりもして大変有用でもあったのです。
さて今回は、お金持ちの皆さんに愛車や、車を購入する際のこだわりについて聞いてみました。
リセールバリューが高い「高級外車」
富裕層が好む車といえば「高級外車」が定番です。富裕層が高級外車を好むのは、単なる見栄からではありません。彼らは節税対策、安定した資産価値を重要視するため、値崩れしにくい車を選んでいます。
経営者であれば、高級車を社用車として購入することで、その購入代金を減価償却費として経費計上できますよね。これにより法人税の負担を軽減できます。
また、フェラーリやマセラティなど、一部の人気ブランドの希少モデルは年数が経過しても値崩れしにくく、将来売却する際も高値で売れるため「動く資産」なんて呼ばれていることも。お金持ちは資産を車という形に変えて保持しているのです。
お金持ちの中には
「買った時よりも高く売れるから」
と、言われるまま3,000万円超えの高級車を2台購入した、と話してくれた方もいらっしゃいました。
「高級車に乗るのは自信のない男だけ」なんてことを言う方もいますが、妬み嫉みが隠しきれていないというか、“強がり”が過ぎるというか、正直なところ見苦しいですよね。
実用性と快適性が高い「国産車」
富裕層の中には根っからの「国産車」派も少なくありません。富裕層は主に、その圧倒的な信頼性、耐久性の高さ、そして日本特有の狭い道路環境や駐車スペースに適した実用性、快適性の高さなどを評価し、国産車を好みます。
国産車は故障しにくく、修理の際もパーツが手に入りやすいため、維持費も比較的安価です。
また、アルファードやランドクルーザーなどの高級国産車は中古車市場でも値崩れしにくく、売却時に高値がつきやすい。そのようなリセールバリューの高さも国産車の魅力です。
また、キャンプやゴルフなどの趣味を持つ富裕層は、高い悪路走破性や機能性を備えた国産SUV車をセカンドカーに選ぶことも。
高品質で実用的な国産車を選ぶことが、洗練された富裕層の選択肢となっているようです。
最先端の「EV車」
テスラや高級ブランド(ポルシェ、メルセデスなど)のEV車を好むお金持ちもいます。現時点でEV車はガソリン車と比較して車両価格が高価な傾向があるので、購入層はどうしても高所得者に限定されがちでもあります。
ただ、購入価格は高いものの、燃料費や整備費がガソリン車よりも安いため、10年間の総コストではEV車が優位になるという見解もあります。
EV車はコスト意識の高い富裕層に選ばれているようです。
お金持ちが選ばない車とは
一方で、お金持ちは半年から1年程度で数百万円単位の価値が下がるような車は購入しません。彼らはリセールバリューと実用性を重視しているからこそ、個性の強すぎるスポーツカーや、派手に改造した車、装飾した車などには乗りません。
また、「万が一」を考えて、軽自動車を敬遠するケースも。
あえて「車は買わない」派も
中には、あえて「車は買わない」派のお金持ちもいるようです。
車は保険、駐車場代、車検など所有するだけで大きなコストがかかりますよね。また、車種によっては購入した瞬間に20%近く価値が下がることもあり、資産運用を重視する富裕層にとっては不合理な投資と映ることもあります。
また、都心部では渋滞や駐車スペースの確保がストレスのもとであり、車を単なる「移動手段」と捉えるならタクシーや高級ハイヤーを利用した方が効率が良いと考える方もいます。
さらに、高級車は「儲けている」「悪いことをしているんじゃないか」などといった、周囲の批判を招くリスクにもなりかねません。このようなリスクを避けるために、
「レクサスを所有しているが、仕事中はあえて軽自動車か自転車を利用している」
と、話す富裕層もいます。
高級車を「手に入らないもの」と決めつける必要はない
今回は、「富裕層が好む車」について解説しました。
高級外車は富裕層が選ぶ車の定番です。彼らが高級外車を選ぶのは、ステータスを誇示するためではありません。
また、圧倒的な信頼性、耐久性の高さ、そして日本特有の狭い道路環境や駐車スペースに適した実用性、快適性の高さなどを評価し、国産車を好むお金持ちも少なくありません。
コスト意識の高いお金持ちの中にはEV車を選ぶ方も。
しかし、高級車は妬みや嫉みの対象にもなりかねません。そのような理由から「高級車を所持しているけれど、普段使いは軽自動車か自転車」派のお金持ちもいます。
高級車を「手に入らないもの」と決めつけ、それを所有している人を妬むよりも「いつか手に入るもの」と捉え、お仕事にまい進した方がずっと生産的な気がします。人は思い描いた未来しか手にできませんから。
みずえちゃん みずえちゃん 1989年生まれ。新潟県長岡市出身。関西外国語大学卒業後、大阪市内の広告代理店に勤務しながら、大阪北新地でキャバ嬢デビュー。現在は銀座のクラブに勤めるかたわら、フリーランスのライターとして活動している。 この著者の記事一覧はこちら











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