「口臭が気になるのは、きっと胃腸が弱っているからだろう」――そう考えたことがある方もいるのではないでしょうか。

今回は「胃腸の調子が悪いと口臭の原因になる」という噂について、22歳から49歳までのマイナビニュース会員400名にアンケートを実施しました。
その結果、本当だと思う方が85%、嘘だと思う方が15%となりました。

回答者の声を見ると、「胃の調子が悪いと口臭が気になる」と信じる方がいる一方、「口臭は普段の歯磨き習慣が影響する」という声もありました。

では実際のところ、どうなのでしょうか。歯科医師の熊谷靖司先生にお話を伺ったところ、「一部は正しいが、原因の多くは口の中にある」という答えが返ってきました。
口臭の多くは歯周病や虫歯が原因

熊谷先生によると、口臭の主な原因は歯周病や舌の汚れ、そして見落とされやすい虫歯だそうです。虫歯が進行すると歯の内部で細菌が増殖し、組織の分解によって不快なにおいが発生します。神経を失った歯や、食べ物が詰まりやすい大きな虫歯は、特に口臭の原因になりやすいといいます。
胃腸が直接関わるのは一部のケースに限定

胃腸の不調が直接口臭につながるケースは実はそれほど多くないそうです。ただし、逆流性食道炎のように胃の内容物が食道を通じて上がってくる場合や、糖尿病などの代謝異常では特徴的な口臭が生じることがあるといいます。

「胃腸のせい」と決めつける前に、まずは口腔内の状態を確認することが大切です。適切な治療とセルフケアで、多くのケースは改善が期待できます。

○熊谷 靖司(くまがい やすし)

1994年、鶴見大学歯学部を卒業後、東京医科歯科大学歯学部歯科補綴学第一講座に専攻生として入局。
1996年には同講座の医局員となる。1997年4月より渋谷区の若林歯科医院に勤務し、臨床経験を重ねた。2000年9月に同院を退職し、同年10月、中野区に熊谷歯科医院を開業。

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