◆第48回新潟大賞典・G3(5月16日、新潟競馬場・芝2000メートル)=5月11日、栗東トレセン

 キタサンブラックの弟、シュガークン(牡5歳、栗東・清水久詞厩舎、父ドゥラメンテ)がターフに戻ってくる。2024年の日本ダービー7着後、左前浅屈けん炎を発症し、休養していたが、引き続き、武豊騎手=栗東・フリー=とのコンビで、ようやく復帰戦を迎える。

 「帰ってきた時は馬体に余裕もあったし、どうかなと思っていたけど、攻め馬ですごく動くようになっている。前向きさもあるし、体がしっかりしたのかな」と宮本助手は笑みを浮かべる。

 シュガークンといえば、以前は坂路で自分から走る気を出さず、時計も地味なタイプ。日本ダービーの当週もサッとだったとはいえ、55秒6―13秒6と平凡な時計だった。

 しかし、所属の吉村誠之助騎手がほぼつきっきりで調教に乗っている、この中間は「別馬」だ。先月19日にはしまい重点とはいえ、ラスト2ハロンで11秒8、11秒6と破格の時計を出すと、圧巻は10日の併せ馬。トミーバローズ(3歳1勝クラス)を2馬身追走すると、手応えには余裕を残しながら49秒8―12秒0。何と50秒を切ってきた。「まだ余力があったみたい。息もスッと入っていた」と同助手は満足そうにうなずく。

 故障明けの超久々。常識的には非常に厳しい条件だ。

「さすがに使ってからかなと思っていたけど、攻め馬だけを見るとね。荒れた馬場も問題ない。あとはレースにいってどうかやね」と同助手。偉大なる血が常識を打ち崩す勝利を運んでくるかもしれない。

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