新日本プロレスは9日、江東区のTOKYO DREAM PARKで記者会見しテレビ朝日系列で全国中継が決まっていた6・14大阪城ホール大会「DOMINION 6.14 in OSAKA‐JO HALL」の放送時間が同日午後10時15分に決定したことを発表しした。

 テレビ朝日は、今年1・4東京ドーム大会を「新日本プロレス1.4東京ドーム!棚橋引退&ウルフデビューSP」と題し24年ぶりにプライム帯の午後10時15分から全国放送した。

 ドーム大会は、棚橋弘至の引退試合、“柔道金メダル”ウルフアロンのデビュー戦と話題豊富で視聴率は、世帯平均視聴率5・2%、個人視聴率2・9%(関東地区、ビデオリサーチ調べ)を記録した。

 今回の大阪城大会の全国放送は、棚橋引退後の“新生”新日本プロレスを広く世間にアピールする絶好機となる。新日本はメインイベントでIWGPヘビー級王者・カラム・ニューマンへ辻陽太が挑戦。さらにウルフがNEVER無差別級王者・成田蓮へ挑戦する2大リベンジマッチを中心に5大タイトルマッチをラインアップした。

 デビューから半年を経てウルフがプロレスラーとしてどれほど進化したのか。迎え撃つ成田が普段、プロレスをほとんど見ない視聴者に衝撃を与えるのか。さらにメインで激突するニューマンと辻が今の新日本プロレスの最高峰の試合をお茶の間に訴えることができるのか。興味は尽きない。視聴率で前回以上の世帯5・2%、個人2・9%を超えれば、さらなる放送時間の「格上げ」も期待される。

 また、決戦を前にニューマンが「完売にしようぜ」と辻に呼び掛けるなど大阪城大会の観客動員も注目だ。

 6月、7月の初夏の大阪城ホール大会は、2015年7・5から定着し「上半期最大のビッグマッチ」となった。観客動員もコロナ禍前の2019年までは、15年が1万1400人、16年が9925人、17年は1万1756人、18年は1万1832人、19年は11901人といずれも超満員札止め、満員とドル箱興行となっていた。

 コロナ禍などの影響で動員は減少し昨年の6・15大会は6525人だった。2019年以来、7年ぶりの札止め、あるいは満員となれば、新日本プロレスにとって新たなスタートを切る出発点となるだろう。

 群雄割拠のプロレス界だが新日本プロレスが日本、興行の規模、試合内容も含め世界的にもWWEに次ぐ最高峰の団体であり、日本マット界では業界のリーダーであることは揺るがない。プライム帯で中継される6・14大阪城。プロレスを愛し続ける現在のファンを満足させ、そして、新たな層の獲得に挑む上半期最大のビッグマッチは、これからの新日本プロレス、さらに日本のプロレス界全体を占う大勝負の興行になる。

 (福留 崇広)

 ◆6・14大阪城決定済みカード

 ▼スペシャルタッグマッチ 30分1本勝負

タイチ、上村優也 vs 大岩陵平、ザック・セイバーJr.

 ▼NJPW WORLD認定TV選手権試合 15分1本勝負

王者・KONOSUKE TAKESHITA vs 挑戦者・SANADA

 ▼IWGP GLOBALヘビー級選手権試合 3WAYマッチ 60分1本勝負

王者・アンドラデ・エル・イドロ vs 挑戦者・海野翔太 vs 挑戦者・ドリラ・モロニー

※3選手同時に試合を行い、いずれかの1選手が勝利した時点で決着とする。

 ▼NEVER無差別級選手権試合 60分1本勝負

王者・成田蓮 vs 挑戦者・ウルフアロン

 ▼IWGPタッグ選手権試合 60分1本勝負

王者組・OSKAR、Yuto‐Ice vs 挑戦者組・グレート‐O‐カーン、HENARE

 ▼IWGPヘビー級選手権試合 60分1本勝負

王者・カラム・ニューマン vs 挑戦者・辻 陽太

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