俳優の佐藤浩市(65)が『第34回橋田賞』橋田賞を受賞し10日、都内で行われた授賞式に登壇した。昨年放送されたドラマ『ザ・ロイヤルファミリー』(TBS)において幅広い世代の共感を呼び、『シミュレーション~昭和16年夏の敗戦~』(NHK)、『119エマージェンシーコール』(フジテレビ)『地震のあとで』、(NHK)などの作品では確かな存在感をもたらしたと評価され受賞に至った。


 『ザ・ロイヤルファミリー』について、「(馬主は)“ばぬし”ではなく“うまぬし”です」とユーモアをまじえ強調し、「競馬というとほとんどの皆様が存じ上げているものではあるけど、実際の競馬の世界に踏み込む方はごくわずか。わかっているようでわかっていない世界」と語った佐藤。続けて「みんなあまり実はわかっていない世界を取り上げた制作陣の勇気、それを連続ドラマでやろうとした、なおかつ、専門用語が出てくるにもかかわらず、ノンテロップでやった。その勇気が番組の成功につながったんじゃないかと思います」と笑顔を見せた。

 また佐藤が演じた山王耕造が、作中で今年の有馬記念をとるとして、26年ぶりに実際に賑わい、JRAが例年600億の売上を700億売り上げたことに司会が触れると、「何も見返りはありません」とにやりと話し、笑いを誘った。

 1993年に創設された『橋田賞』は、日本人の心や人と人とのふれあいを温かくとりあげてきた番組と人に対して顕彰助成するもの。各テレビ局、モニター、橋田文化財団選考委員の推薦作品及び人を対象に検討を加え、候補を選出する。受賞作品・受賞者は以下の通り。

■『第34回橋田賞』受賞者一覧

【橋田賞】
・ 連続テレビ小説『あんぱん』(NHK)
・『わが家は楽し』(TBS)
・『ザ・ノンフィクション』(フジテレビ)
・『八月の声を運ぶ男』(NHK)
小日向文世
・佐藤浩市
・小芝風花
今田美桜
竹内涼真

【野村昭子賞】
・岩崎加根子

【橋田賞新人脚本賞】
<一時間ドラマ部門>
佳作
『コクーン』高橋由佳
『愛或るほうへ』佐野あすか

<短編部門>
入選作
『へりとわらし』朝比奈千鶴
編集部おすすめ