◆陸上 木南記念 (10日、大阪・ヤンマースタジアム長居)

 女子1万メートルで、1500&5000メートルの日本記録保持者、田中希実(豊田自動織機)が、31分41秒22で優勝した。それでも、名古屋・アジア大会派遣設定記録(31分14秒63)には届かなかった。

 序盤は3人の先頭集団の最後方。中盤に2人になり、残り6周で先頭に出てた。8000メートルを過ぎてペースメーカーが外れると、独走となり、そのままゴールに飛び込んだ。「最近は気持ち的には万全ではなかった」と話しながらも「優勝を目指したい、勝ちたいという気持ちが久しぶりに心の底から思って、それを走りで表現できたかなと思う」と目からは涙がこぼれ落ちた。

 「挑戦」と位置づける今季は名古屋・アジア大会(9月)複数種目の出場などが視野に入れる。「日本選手権までは毎週のようにレースがある。体だけじゃなく、心ももっと元気にして臨みたいなと思います」と気持ちを切り替えていた。

 同種目のアジア大会の枠は2枠で、昨年の世界選手権で広中璃梨佳(ユニクロ)が内定を得ているため、女子は残り1枠。田中は今大会で記録突破はできなかったものの、優勝したことで選考次第では残り1枠に入る可能性が残されている。

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