大正大(東京・豊島区)は11日、箱根駅伝出場を目指し、4月1日付で、陸上競技部を創設し、初代監督として国士舘大前監督の添田正美氏(49)が就任したことを発表した。

 「2026年の創立100周年を契機に学生の競技力向上と大学ブランドの発信強化を目的とした『スポーツ強化』の中核施策」と説明。

初代監督には、国士舘大の監督として箱根駅伝予選会、本戦を率いた経験を持つ添田氏を招へいした。添田新監督は2015年11月から22年3月まで国士舘大の監督を務め、22年4月から今年3月までコーチとしてチームを支えていた。選手に寄り添った指導で定評がある。また、富士通監督、駒大コーチ兼スカウトなどを歴任した佐藤信春氏(65)がスカウト部長兼強化コーチに就任した。

 大正15年(1926年)に設立され、今年が創立100周年となる大正大が、大正9年(1920年)に始まった伝統の箱根駅伝出場を目指す。大正大は、大学としては長い歴史を持つが、競技実績はゼロ。予選会への出場どころか陸上競技部が存在していない。壮大な挑戦となる。

 「ゼロからの挑戦ですが、競技成績のみならず、学生の成長を大切にしながら、全国レベルで戦えるチームづくりを行い箱根駅伝本戦出場を目標に取り組んでまいります」と大学を挙げての決意を表明した。現高校3年生以下の選手を勧誘し、27年4月から駅伝チームが本格始動する見込み。はるか長い「箱根への道」にチャレンジする。

 箱根駅伝を主催する関東学生陸上競技連盟は昨年12月、5年に1回だった記念大会を28年1月開催の第104回大会から4年に1回として、出場枠は3増の26チームとするなどの大改革を発表した。

29年1月開催の第105回大会以降、通常大会も3増の24チームが出場できる。

 26年度の第102回大会は従来通りの21チーム(シード10校、予選会10校、オープン参加の関東学生連合)で開催されるが、27年度以降、記念大会は26チーム(シード10校、予選会15校、オープン参加の関東学生連合)、通常大会は24チーム(シード10校、予選会13校、オープン参加の関東学生連合)が出場する。

 27年度以降、箱根駅伝の出場枠は広がるが、本戦出場が狭き門であることには変わりはない。昨年10月の予選会では、法大、明大、専大の伝統校が落選した。復活出場を目指す筑波大、拓大、国士舘大や、初出場を狙う芝浦工大、麗沢大、明治学院大などライバルは多い。大正大は、長く、険しい「箱根への道」を走り始めた。

 ◆大正大学(たいしょうだいがく) 設立は1926年。公式ホームページよると「仏教系の私立大学で、大乗仏教の精神である『智慧と慈悲の実践』を建学の理念」としている。7学部・13学科。キャンパスは東京・豊島区西巣鴨。

編集部おすすめ