FOOD & LIFE COMPANIESは5月8日、2026年9月期 上期決算説明会を開催。それによれば、大幅な増収増益を達成した。
○■中国市場で本格展開へ
冒頭、F&LC代表取締役社長 CEOの山本雅啓氏が説明した。2026年9月期 上期について、
山本氏は「計画以上の強い実績で着地できました」と報告する。海外事業では中国における出店が加速したほか、東南アジアなど他の地域における事業も伸長。国内事業では引き続き顧客体験の進化に注力しており、商品の品質向上、IPを活用したコラボなども事業成長に貢献した。「以上のことから、通期予想を上方修正しました。今後も高い成長性と稼ぐ力の向上を両立してまいります」と山本氏。
FY26上期の売上収益は2,541億8,200万円(前期比24.7%増)、営業利益は280億8,000万円(同43.7%増)だった。これを受け、FY26は売上収益5,050億円(期初計画より200億円増)、営業利益485億円(同80億円増)に上方修正する。
セグメント別の業績について。売上に関しては(不採算店舗の閉鎖を進めている)京樽以外は増収となり、また全てのセグメントにおいて増益を達成した。国内スシロー事業については「原価率が上昇する中で営業利益をしっかり維持できました」と評価。
FY26上期末の時点で、グループ全体の総店舗数は1,231店舗。国内では京樽が減少したが、海外ではスシローが大幅に増加した。なお新たに海外出店を果たしたスシローの店舗数は、台湾が3、香港が4、シンガポールが1、タイが7、中国大陸が29、インドネシアが2(計46店舗)。
副社長執行役員 海外法人 / 海外事業本部管掌の加藤広慎氏は「現時点で、スシローは中国大陸に、すでに100店舗を展開しています」としつつ、「これはまだ序章に過ぎません。今後の出店のための”基礎づくり”を行っている段階です」と続ける。いま最も注力しているのは人材の育成。これと平行して、サプライチェーンの確立、安全性の向上にも努めているという。「中国を含めた海外で持続的に成長していくため、強固な体制をつくっていけたら。その足場となるものが、少しは作れてきたかな、と思っています」と加藤氏。
米国のマーケットを調査する狙いもありボストンで始めた寿司居酒屋「酒林(さかばやし)」については、来店者の反応も良いという。
一方で、専務執行役員 国内スシロー事業 / 外商管掌の新居耕平氏は「国内事業では、堅実な成長を心がけています。しっかりとした土台で屋台骨を支え続けていく、というのが今後のフェーズだと認識しています」とする。このため、引き続き商品の品質向上に努め、(大型タッチディスプレイの)デジローによる顧客体験の向上をはかる。また海外で展開する新たなサービスのトライアルも国内事業で取り組んでいきたい、と新居氏。
既存店の売上に関しては、上期計画107%を上回る109%の着地だった。微増しており、「確実に成長できている」と評価する。若年層の顧客を増やすため、IPコラボにも注力した。これについても「来店者数の押し上げ効果につながった」と報告する。
食材原価が高騰している昨今。新居氏は「国内スシローでは、なるべく価格に転嫁しないようにやっていきたいところですが、様々な情勢の中、物流コスト、為替の影響もあります。
近藤謙太郎 こんどうけんたろう 1977年生まれ、早稲田大学卒業。出版社勤務を経て、フリーランスとして独立。通信業界やデジタル業界を中心に活動しており、最近はスポーツ分野やヘルスケア分野にも出没するように。日本各地、遠方の取材も大好き。趣味はカメラ、旅行、楽器の演奏など。動画の撮影と編集も楽しくなってきた。 この著者の記事一覧はこちら











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