縦型動画コンテンツなどを手がけるQREATIONは、生成AIを活用した新たなコンテンツ開発拠点「AIエンタメスタジオ」の第1弾プロジェクトとして、縦型ショートシリーズ『ニューヒロインは私!』を、5日1から配信開始した。

○おとぎ話を現代の視点で書き換える

同作は、世界中で長く語り継がれてきたおとぎ話をモチーフに、現代を生きる彼女たちの視点から書き換えていく新感覚のフェアリーテイル。
新しい時代の“可愛い”を生み出すプロダクション・sejuとともに、長浜広奈、平松想乃、向井怜衣、多田梨音らZ世代スターの個性、クリエイターの創造力、テクノロジーを掛け合わせ、これまでにない表現を目指す。

12時の鐘が鳴り終わっても帰らないシンデレラ。王子様のキスではなく、自らの意志で目覚める白雪姫。かつての物語をなぞるのではなく、自分で人生を選び取るヒロインたちを描く。

「完璧じゃなくてもいい。強くなくてもいい。それでも、自分で選んだ物語を生きていく」というテーマのもと、3次元でも2次元でもない、現実とフィクションが交錯する新しい時代のおとぎ話として展開される。
○長浜広奈「芯のあるプリンセスを意識」

シンデレラを演じる長浜は「この作品では、芯のある『プリンセス』を感じさせられるような声を意識して演じました!」とコメント。

キャラクターの声を演じるのは初めてだったといい、「感情が無くならないように強弱をつけるのがとても難しかったです」と振り返る。自身のチャームポイントでもある「丸っこいお顔」と「ツンとした表情」を意識したというシンデレラについて、「可愛いくてキュンキュンするお話だけど、私達が生活する中で大切な事を考えられるストーリーになっています!」とアピールしている。

不思議の国のアリスを演じる平松は「本当に理想の世界観が作り上げられていて驚きました」と感想を語る。登場人物や世界観について自ら意見も出したそうで、「その意見が反映された『私なりの不思議の国』が出来上がっていて、そこにヒロインとして登場できることがとても嬉しいです」と話している。


白雪姫を演じる向井は、プロジェクトの話を聞いた際、「良い意味で全く想像が付かなくて、何がはじまるんだろう…! と凄くワクワクしました!」と回顧。自身にそっくりな白雪姫が上がってきたことや、理想の王子様の絵がキャラクターになっていく過程を楽しんだといい、「皆さんにも自分に重ねて夢の国に入ったような不思議な感覚で、楽しく観ていただけると嬉しいです」と呼びかけた。

美女と野獣を演じる多田は、初めてのアフレコに「最初はすごく緊張した」としながらも、自分のキャラクターが似ていて、収録時間が「あっという間に感じるくらい夢中になっていました」とコメント。「普段の自分とは少し違う、強気なセリフを言うシーンも新鮮でお気に入りです! 必殺技のシーンも可愛くて面白いのでぜひ注目してほしいです」と見どころを語っている。
○本人たちの感性からキャラクターを共創

本作では、seju所属のタレントたちがキャラクターの解釈や設定段階から制作に参加。単に役を演じるのではなく、“自分自身の延長線上にあるヒロイン”を共に作り上げている。

さらに、出演者はアフレコにも挑戦し、キャラクターの声を自ら担当。感情のニュアンスや言葉の温度感まで本人のリアルな表現を反映することで、従来の作品とは異なる没入感を生み出している。

理想の王子様やサイドキャラクターについても、出演者本人が手描きしたアイデアをもとにキャラクター化。ヒロインだけでなく、物語全体が“本人たちの感性”から広がることで、オリジナリティを実現している。
○「AIらしさ」ではなく「ちゃんと面白いエンタメ」

同作には、地上波ドラマなどを多数手がけるAIクリエイティブディレクターの宮城明弘氏が参画。人間の創造力とテクノロジーを掛け合わせることで、従来の映像表現の枠を超えた新しいエンタメ体験を追求している。


宮城氏は「今回、QREATIONの皆さんと一緒に、IP・タレント・AIを融合させた新しいエンタメの形に挑戦できたことは、とても刺激的でした」とコメント。

特に大切にした点について、「“AIらしさ”ではなく、“ちゃんと面白いエンタメであること”」と説明し、「キャラクターの魅力、テンポ感、可愛い世界観、そして今の時代を生きる女の子たちのリアルな空気感を、映像としてどう成立させるかを徹底的に追求しました」と明かしている。

また、「生成AIは、クリエイターの仕事を奪うものではなく、クリエイターの想像力を拡張するものだと思っています。だからこそ、人間のアイデア、演出、感情がこれまで以上に重要になる」とし、「『ニューヒロインは私!』は、AI時代の新しいエンタメ表現の入口になる作品だと思っています」と語った。
○AI時代のIP創造に挑戦

QREATIONは2026年6月、生成AIを活用したコンテンツの企画・制作に特化した「AIエンタメスタジオ」を立ち上げた。画像・映像をはじめ、あらゆる表現領域でAI技術が進化する中、同社はAIを“クリエイターの想像力や表現を拡張するためのツール”として位置づけている。

演出を務める伊吹氏は「今回『ニューヒロインは私!』では、新しい表現手法を取り入れることで、これまで難しかった演出や世界観を形にしながら、“自分らしく生きていい”というメッセージを、今を生きる女の子たちの物語として描いています」とコメント。

企画・プロデュースを担当する米永圭佑氏は「AIによって、映像は誰でも作れる時代に向かっています。だからこそ、“人間の想いや想像力”が、これまで以上に重要になると考えています」とし、同作について「長浜広奈さん、平松想乃さん、向井怜衣さん、多田梨音さんという今の時代を象徴するスターたちが、『自らの人生を自らの意志で切り拓く』ヒロインを演じながら、自分らしく生きることを肯定する物語を、新たな表現で届ける作品です」と説明している。

『ニューヒロインは私!』は、TikTok、Instagram、X、YouTubeで配信される。
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