大谷は謎のベールに包まれていると現地の記者が私見を述べた(C)Getty Images

 ドジャースの大谷翔平が現地時間4月25日(日本時間26日)のナショナルズ戦に出場。4打数無安打2三振という結果で、この日は快音は響かなかった。

 10試合ぶりのノーヒットに終わり、連続出塁も「22」でストップした大谷だが、前日の試合では6打数3安打2打点と活躍するなど、ここまでチームの勝利に大きく貢献している。

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 その大谷について、米紙『New York Post』のジョン・ヘイマン記者が「ショウヘイ・オオタニは謎のベールを脱ぐべきだ」という衝撃的なタイトルの記事を配信した。

 記事の中で同記者は「オオタニはこれまで誰も見たことのない才能を持っており、これからもその才能を発揮してくれるだろう」と称賛する一方で、「オオタニは謎に包まれた存在」と、私見を述べている。

 そして「彼が信頼できる唯一の人は、彼から1600万ドルを盗んだとされる元通訳で親友だった水原一平容疑者だけなのだろうか?」と疑問を投げかけ、「私たちはまだ彼について、彼の成績と野球への愛情以外は何も知らない」と大谷の結婚や交際についてチームメイトが誰も知らなかったことに対しても見解。さらに「彼の恋愛について知る必要はないが、彼の偉大さを記録するために日本からやってきた数多くの記者たちにとって、インタビューが試合後や試合に関するものにほぼ限定されない方が、野球界にとって間違いなく良いことだろう」と記している。

 また、「彼は賭博スキャンダルの被害者だ。

しかし、もし彼がもっと多くの人を信頼し、話をしていたら、元親友にやけどを負わされることはなかったかもしれない」とし、元通訳の水原一平容疑者だけを信頼したことが、スキャンダルに巻き込まれた一因であるとの見方を示した。大谷が水原容疑者の異常な行動になぜ気づかなかったのか、と疑問に思う人もいるとしている。

 同記者は大谷がもっと“野球以外の部分”について語ることを勧めているようだった。ただ、大谷がチームメイトとこれまで以上にベンチで交流を重ねている様子や、プライベートな話題を語る場面も見られることから、大谷の“謎のベール”も徐々に取り払われている流れはある。

 大谷について「彼の成績と野球への愛情以外は何も知らない」と記した同記者だが、大谷の野球に取り組む情熱こそが、最も人々の心を動かしていることは間違いないだろう。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]