本塁打ランクトップに立つ村上がチームを牽引している(C)Getty Images

 ホワイトソックスの村上宗隆は、MLBデビューイヤーの今シーズン、3、4月の日程の中で本塁打数トップに立つという強烈なインパクトを残した。開幕戦で第1号を放って以降、急速に注目度を高めている日本人ルーキーは、わずか1か月程度で広くその名が知られる存在となった。

【動画】あのスイングは汚いと羨望のまなざしを受けている村上の12号アーチシーン

 スラッガーとしての特徴を発揮し続ける26歳は、ファンのみならず他球団にとっても関心の的であり、米メディア『FANSIDED AWAY BACK GONE』がそのパフォーマンスを取り上げている。同メディアは、ガーディアンズの情報を専門に発信するサイトであり、ホワイトソックスは同地区に所属し鎬を削ってきたライバル関係にある。同メディアは、村上の開幕からの活躍を受け、「ガーディアンズファンが恐れていた通りの強打者になりつつある」などと報じた。

 同メディアは、村上のメジャー移籍までの経緯や、2年総額3400万ドル(約53億6300万円)の契約内容を振り返り、「国際市場でトップと目されていた選手がホワイトソックスを選んだ点も意外だったが、1億ドル超と予想されていた契約額を大きく下回る条件での合意もまた驚きだった」などと主張。

 その上で、「この契約はシーズン最初の1か月を経て明確な成功例となりつつある。ムラカミは4月を打率.236、出塁率.375、長打率.564、12本塁打、23打点という成績で終えた」と綴りながら、「万能型の選手ではないものの、日本プロ野球時代に見せていた通りの“長距離打者”としての姿を確立している」と評価する。

 打撃面の成績を称える同メディアは、今後の日程にも目を向け、「6月中旬に予定されているガーディアンズとの初対戦では、何らかの形で試合に影響を及ぼすのは避けられないだろう」と見通しており、さらに、「ムラカミは、ガーディアンズにとって長期的な“脅威”となる可能性を秘めている」などと強調する。

 また、「三振の多さという課題は米国でも続いており(空振り率43.2%、三振率33.8%)、懸念は残るものの、それを補って余りある圧倒的なパワーが際立っている」として、持ち前の長打力を絶賛。

 同メディアは、両球団の力関係にも言及し、「これまでガーディアンズはホワイトソックスを相手に優位に戦ってきたが、今季はムラカミの存在がその構図を大きく変える可能性がある」などと見通している。

 ホワイトソックスは4月を終え、14勝17敗、勝率.452で地区3位につけるなど例年には見られなかった好スタートを切り、首位ガーディアンズは十分に射程内だ。まさに本塁打を量産する村上は、リーグの勢力図さえ塗り替えようとしているのかもしれない。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

編集部おすすめ