将棋の棋聖戦挑戦者決定戦が1日、東京・渋谷区の将棋会館で指され、後手の服部慎一郎七段が羽生善治九段に156手で勝利した。服部は初のタイトル挑戦となった。

 最終盤までリードを奪われていたが、先に1分将棋に入った羽生に緩手が出て大逆転。服部はその後、着実に手を進めてリードを守り抜いた。通算対戦成績で1勝3敗だった羽生相手に大一番で勝利した。

 服部が雁木の戦型を選択。早指しの多い服部だが「早い展開で厳しい感じだったので、バランスを崩さないようにした」と考慮時間を重ねながら、丁寧に進めた。

 タイトル戦初挑戦で藤井聡太棋聖=竜王、名人、王位、棋王、王将=に挑む。公式戦の過去の対局成績は1勝1敗。服部は「まだあまり実感は湧いていないけど、藤井棋聖と戦えることはうれしい。タイトル戦であるからには盛り上げたい」と意気込み。シリーズは6月4日、千葉・木更津市の龍宮城スパホテル三日月で開幕する。

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