4月19日(日)、ドキュメンタリー番組『情熱大陸』(MBS・TBS系)の放送1400回記念として「ハローキティ 次の50年を描く者たち」が放送された。その内容は、ハローキティを支えるデザイナーやプロデューサー、アートディレクターらがキティを支え、キティがキティであることを尊重する努力が見られるもので、SNSではファンを中心に「感動した」「キティちゃんを好きになってよかった」などの声があがった。
■特別な魅力を再確認
1974年に誕生し、2024年に50周年を迎えたハローキティ。今や日本のみならず、世界中の老若男女に愛される“カワイイ”の象徴のような存在だ。
実際、番組ではウクライナに住む愛好家にフォーカスが当てられたり、ハローキティの“地元”であるロンドンでのイベントでたくさんのファンに囲まれたりしている姿も見られた。
“みんななかよく”を世界中に発信しているハローキティが、世界中から愛されていることは知っていたものの、日本のサンリオファンと同じく海外のファンがグッズを収集し、ハローキティが描かれたファッションを身につけている姿を見ることは、そこまで多くはない。それゆえ、海外でハローキティが活躍する姿が放送されたことにファンからは「本当に世界中から愛されているんだ!」と感動する声が投稿されていた。
■ハローキティを支えるデザイナーたちの声
また、番組では社員でもめったに入ることがないというデザイン現場に、初めて潜入。30人のデザイナーが集まった会議で、この先の50年に向けて、指針となるデザインを目指すという議題が上がる。「どうしたらなかよくできるのか」世界の都市と寄り添うデザインを考案するとのことで、ロンドン、パリ、ニューヨーク、それぞれの都市にデザイナーが振り分けられた。
ニューヨークを担当することになった、ベテランデザイナーのさくら氏は「キティはどんなデザインも吸収する、キティとして成り立たせちゃう」とコメント。たしかに、どんな商品やブランドとコラボしても、ハローキティだとわかるものばかりだ。昨今で、いちばん衝撃を受けたデザインといえば、大阪・関西万博の日本館で飾られた藻類に変身したハローキティではないだろうかと改めて感じる。
3代目ハローキティ担当デザイナーの山口裕子氏は「IP(知的財産)という言葉は嫌い」と話し、デザイナーとして描きたいことを描くのではなく、みんなが求めているものを描いてきたことや、「手を抜けばキャラクターは死ぬ」というこだわりを見せる。
さらに、社会貢献活動担当の辻友子氏が「キャラクターなのかなキティって、キティはキティだから」と発言した点についても、単なるキャラクターという言葉で一括りにされたくないと感じていたファンたちが共感。「キティちゃんって特別なんだよな」「キティはキティだからっていい言葉…」などのコメントが寄せられ、サンリオ、そしてハローキティのファンのみならず、多くの人の心に刺さった回であると感じさせられた。
ちなみに、今年2月、対外的な顔ともいえるハローキティの担当デザイナーが、山口氏から4代目あや氏へ年内中に交代することが発表された。番組の中では「シンプルだからこそ、すごく難しくて。ちょっとのバランスでキティちゃんらしさがなくなってしまったりもするので、奥が深い」と悪戦苦闘している姿も。ここからあや氏が山口氏からどのようなスピリットを受け継ぎ、ハローキティを世の中に発信していくのか楽しみだ。
番組は「もしかしたらキティは人の願いや憧れ、そのものなのかもしれない」と締め括られ終了。キティの偉大さを再確認した放送回だった。
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