俳優の水谷豊寺脇康文が共演する10月スタートのドラマ相棒 season21』(テレビ朝日系/毎週水曜21時)の初回スペシャルに、勝村政信がゲスト出演することが発表された。『相棒』初出演の勝村は、日本とサルウィンの関係に深く関わる外務省幹部を演じる。



【写真】勝村政信が右京&薫との共演! 『相棒 season21』初回スペシャル場面写真

 今シーズンでは、警視庁特命係で主人公・杉下右京(水谷)の初代相棒だった亀山薫(寺脇)が、五代目相棒として復帰、右京と約14年ぶりに再びタッグを組む。

 初回スペシャルで勝村が演じるのは、外務省幹部でアジア大洋州局次長を務める厩谷琢(うまやだに・たく)。若い頃から日本とサルウィンを行き来していた外交通で、サルウィン側の要人とも良好な関係を築いている人物だ。

 南アジアのサルウィンで腐敗政府を倒した反政府運動のリーダー、アイシャ・ラ・プラントが親善目的で来日する。なぜかパーティーに招待された右京(水谷)が興味本位で会場に向かうと、そこにはサルウィンに渡っていた元相棒・亀山薫(寺脇)の姿があった。

 パーティーには外務省幹部の厩谷(勝村)など要人が招かれていた。
厩谷は外交通で、アイシャをサポートするミウ・ガルシアらサルウィン側との関係も良好な人物。会場はお祝いムード一色だったが、そんな中、薫のスマホに不穏なメッセージが届く。それは「アイシャを殺さなければ、旅客機を墜落させる」という脅迫文だった。

 該当の便には、薫の妻・美和子(鈴木砂羽)も搭乗していた。到着までのリミットは4時間。右京と薫は、手分けして脅迫者を追跡するが、その矢先、会場の一角で、思いも寄らない事件が起こる―。


 今回、待望の『相棒』初出演が実現した勝村は「20年以上という歴史のある『相棒』ですので、今回撮影の初日に右京さんと亀山くんに会ったときは、歴史上の人物に遭遇したような気分になりましたね。水谷豊さんは僕が若い頃からずっとスターですから。初めてご一緒できるのはうれしかったですし、緊張しました。でも、撮影では水谷さん、寺脇さんが気を遣ってくださったので、ずっと笑いながら喋っていました」と感想を。

 それまで他の現場でも共演していて親交の深い寺脇も、『相棒』の現場で会うとちょっと違った雰囲気を感じたそうで、「寺脇さんも、いつもとちょっと違ったので不思議な感覚でした」と撮影を振り返る。「寺脇さんとは何年も京都でずっと一緒です。
“うちの娘が『相棒』が大好きで”という話をしたら、僕の台本に“亀山くん”のイラストを書いてくださって…。ちょうどそのすぐ後に、寺脇さんが『相棒』に復活する、というニュースが出て驚きました。今回の『相棒』に出演のオファーをいただいたときは、不思議なご縁を感じました」とも話す。

 演じた役どころについては「僕が演じる厩谷は外務省の幹部なので、政治家っぽい口調を意識しました。英語のセリフも多くて、なかなか厳しかったですね(笑)。ほぼ一発勝負のような撮影で、みんな気を失いかけていましたけど(笑)、なんとかやり切ることができました…」と回顧。


 そして「右京&薫コンビの復活となる新シリーズの初回なので、期待の大きな回になると思いますが、少しでも印象的な人物になれていたらいいなと思っております。『相棒』の一員にさせていただいたことを誇りに思います」と言葉を寄せている。

 ドラマ『相棒 season21』は、テレビ朝日系にて10月より毎週水曜21時放送。