宝塚歌劇団・雪組トップスターの彩風咲奈が、7月3日発売の「anan」2404号スペシャルエディションの表紙に登場。まもなく幕を上げる退団公演を前に、グラビア&ロングインタビューで男役人生の集大成を届ける。



【写真】「anan」表紙初登場時の彩風咲奈、妖艶な視線で魅了

 10月13日の東京宝塚劇場公演千秋楽での退団を発表した宝塚歌劇団・雪組トップスターの彩風咲奈。昨年4月12日発売の「ジャパンエンタメの底力2023」特集の表紙以来2度目の「anan」表紙登場となる。

 退団公演の『ベルサイユのばら ―フェルゼン編―』は、宝塚で“ベルばら”が初演されてから50周年という節目の年に、彩風が宝塚に憧れるきっかけとなった作品であり、11年前の新人公演で演じたフェルゼン役を、芸も華も最高潮に達した現時点で再び手がけることに大きな注目が集まっている。そんな彩風の男役人生の到達点を、表紙&カラー10ページ超のグラビアとロングインタビューに収めた。

 さらに、雪組トップ娘役の夢白あや、次期トップスター・朝美絢も登場。いま大充実期を迎えている雪組の現在地を、カラー全19ページの特集で深掘りする。

 「anan」には昨年のスペシャルエディション表紙も含めこれまでに4回登場している彩風。その度に彩風のフォトジェニックな魅力を最大限に引き出すグラビアを探ってきたが、今回はヨーロッパの高級ホテルのラウンジのようなセットを用意。しっとりしたピンクの壁を背景に、鮮やかなブルーのシャツにロングコートを纏って現れた彩風は、恋人を待ち焦がれているようなアンニュイな表情と佇まいで見る者を魅了する。さらに、ネイビー基調のボタニカル柄のジャケットスタイルをシンプルなグレーバックで撮影。彩風といえば、スラッと超絶長い脚線美。実は限られた誌面サイズではその類い稀なる美しさを表現しづらいのだが、今回はソファにどかりと座って脚を投げ出したポーズがまさに黄金比の絵画美に仕上がった。


 高い身体能力で観客の心を蕩かすハイレベルのダンス、戯曲の深い読み込みと周囲とのアンサンブルの化学反応でドラマを精妙に立ち上げていく演技力、そして伝統を守りつつ新境地を切り拓いた男役芸。彩風が2007年の入団以来、惜しみない努力の果てにいかにして現在の姿に辿り着いたか。過去の印象的な作品を振り返りながら、『ベルサイユのばら』に対する思い入れまでたっぷり語るロングインタビューは必読。そして、相手役である夢白あやや、トップスターのバトンを託す朝美絢への尊敬と信頼の念、そして愛着ある雪組についても話している。

 今回の雪組特集では夢白、朝美のグラビア&インタビューも掲載。3人には共通で、お互いへのメッセージ、入団当時の自分に投げかけてあげたい言葉も聞いた。夢白、朝美のインタビューからも“咲さん”のリーダー力、包容力、組のメンバーへの愛が浮き彫りになってくる。

 彩風咲奈が表紙を務める「anan」2404号スペシャルエディションは、マガジンハウスより7月3日発売。

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