監督・北野武×主演・ビートたけしによるAmazon Original映画『Broken Rage』(Prime Video/2025年世界配信予定)が、が第81回ベネチア国際映画祭正式出品作品としてイタリア現地時間9月6日に初上映されることが決定。これを記念し、ポスタービジュアルと場面写真が解禁された。
【写真】浅野忠信、大森南朋らも出演! 北野武監督作『Broken Rage』場面写真ギャラリー
北野武が監督・脚本・主演を務める本作は、北野の構想をもとに、「暴力映画におけるお笑い」をテーマに制作された。前半では、警察とヤクザの間で板ばさみになった殺し屋が生き残りをかけて奮闘する、裏社会を舞台に繰り広げられる骨太のクライムアクションになっている。一方、後半は、同じ物語でありながら、前半と同じ物語をなぞるコメディータッチのセルフパロディーになっている。主人公の殺し屋・ねずみをビートたけしが演じている。
さらに、本作の全キャストも発表された。
主人公の殺し屋・ねずみを麻薬捜査の覆面捜査官として捜査協力させようとする刑事役を演じるのは、北野監督の『首』(2023)、『座頭市』(2003)に出演し、『SHOGUN 将軍』にてプライムタイム・エミー賞にノミネートされた浅野忠信と、『アウトサイダー』(2018)でハリウッド進出を果たし、『Dolls(ドールズ)』(2002)、『アキレスと亀』(2008)、『アウトレイジ 最終章』(2017)、『首』に続いて5回目の北野監督作品出演となる大森南朋。
浅野忠信(井上刑事役)は「『Broken Rage』の台本を初めて読んだ時に今まで見たことない展開に驚き、それと同時に監督の新たな挑戦にご一緒できることに興奮しました!」とコメント。
大森南朋(福田刑事役)は「まずは、再び敬愛してやまない北野武監督の『北野組』に参加出来るという喜びがありました。最初に脚本を読ませていただいた時には、これはちょっと今までにない新たな北野監督の世界だなと感じ、いかに取り組んで行くか頭を抱えましたが、撮影現場では緊張感の中にも笑いのあるいつもの最高の北野組の現場でした」としている。
このほか、麻薬売買を取り仕切るヤクザの親分には、『首』で北野監督作品に初出演した中村獅童。そしてその若頭は北野組常連の白竜が演じている。
Amazon Original映画『Broken Rage』は、Prime Videoにて2025年世界配信予定。