女優の仲里依紗が9日、都内で行われた連続テレビ小説『おむすび』初週完成会見に、橋本環奈麻生久美子北村有起哉、制作統括の宇佐川隆史氏と共に出席。本作で描かれるギャル文化への思いを語った。



【写真】仲里依紗からの絶賛の言葉に笑顔を見せる橋本環奈

 本作は、ギャル文化と出会った平成元年生まれのヒロインが、やがて栄養士として、人の心と未来を結んでいく“平成青春グラフィティ”。ヒロイン・米田結を橋本、結の姉・歩を仲、母・愛子を麻生、父・聖人を北村がそれぞれ演じる。

 仲が演じる歩は、地元・福岡で“伝説のギャル”と知られ、主人公とギャル、そして平成をつなぐキーパーソン。仲は「最初に『“伝説のギャル”役をお願いします』と言われた時に『どういうことですか』と思って。それと朝ドラというのが結びつかなかったんですよね」とつぶやき、続けて「私、今でもギャルになりたいし目標なので、ギャルが大好き。それで35(歳)まで来た」とギャルへの強い思い入れを口にした。

 さらに「“ギャル”というイメージがこの世の中にパワーを与えることがやっとできるなって。ポジティブなイメージもあったと思うんですけど、それに伴い、『ギャル?』って疑問なイメージを持っている方も日本にたくさんいらっしゃると思うんです。それがやっとこの朝ドラによって救われるような気もして」としみじみ。「『ギャルって格好良いな』っていう風に私はずっと思っていたんですけど、皆さんにも思ってもらえるなと。胸を張って9月から皆さんにお届けしたいなと思っています」と喜びを語った。

 役作りに関しては「常に私という感じ。
いつも通りではあるかなって。違和感は全然なくて、ギャルに対しては疑問に思うことがないので、すごく息をしている感じです」とナチュラルに演じているよう。「女優の中で一番ギャルの隣り合わせみたいなところにいると自分では思っている」と話しつつ、「私は平成元年生まれだから、雑誌とかテレビ頼りでギャルの情報を得ていた。その時代には小学生だったので、ちょうどギャルをやれるという年齢にはいっていなかったんですけど、小学生だったからこその憧れだったり、今もギャルを追い求める気持ちだったり、そこは誰よりも強いとは思っています」と力を込めた。

 連続テレビ小説『おむすび』は、NHK総合ほかにて9月30日より毎週月曜~土曜8時放送。

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