朗読劇『ラヴ・レターズ~2026 Summer Special~』が7月30日~8月2日に東京・PARCO劇場にて上演されることが決定。キャストが発表された。



【写真】朗読劇『ラヴ・レターズ~2026 Summer Special~』キャスト発表

 1989年にニューヨークで誕生した『ラヴ・レターズ』は、たった2人の俳優が手紙のやり取りを読み継ぐことで、1組の男女の人生を浮かび上がらせる不朽の名作。日本では1990年の初演からPARCO劇場で上演し続けてきた。

 幼なじみのアンディーとメリッサ。自由奔放で感覚人間のメリッサ。真面目でいつも何かを書いているアンディー。思春期を迎えて彼らは1番近い異性としてお互い十分相手を意識しはじめる。しかし、ついに決定的に結ばれるチャンスを迎えた夜、2人は友達以上にはなれない自分たちを発見する。

 大学を出た2人はそれぞれ結婚し、まったく別の道を歩き始める。海軍を経て法曹界に入り上院議員まで登りつめるアンディー。アートの道に進んだものの行き詰まって精神的破綻をきたすメリッサ。久しぶりに再会した2人は別々に過ごした日々を取り戻すかのようだった。しかし…。
50年にわたる手紙のやりとりで綴られていく、2人の物語。

 延べ530組を超えるキャストがこの1冊の台本を手にし、それぞれの人生と感性を重ねながら、作品の歴史を紡いできた。今回は牧島輝&梅澤美波丸山智己&柚香光、小林唯&木下晴香の組み合わせが発表された。

 牧島と梅澤は、7月30日の公演に出演。俳優としてだけでなく、音楽アーティスト、クリエイターとしても活躍する牧島と、乃木坂46の3代目キャプテンとしてグループをけん引、5月21日の卒業後も俳優としての活躍が期待される梅澤が、若さゆえの純粋さ、揺れ動く感情を丁寧にすくい取りながら、2人ならではのドラマを立ち上げる。

 8月1日の公演を担当するのは丸山と柚香。映像のみならず舞台でも説得力ある役作りで信頼を集める丸山と、元宝塚トップスターとして気品と表現力で観る者を魅了し続ける柚香のカップルが、洗練された佇まいと緊張感あふれる呼吸が響き合う、大人の情感と深みを湛えたドラマを静かに立ちあげる。

 小林と木下は8月2日の公演を担当。劇団四季退団後、確かな演技力と幅広い音域での高い歌唱力で、多くの舞台で活躍中の小林と、芯の強さと柔らかな感性を併せ持ち、ミュージカル界を中心に活躍する木下。2人の心の奥にそっと触れるような誠実な芝居によって、静かで力強い物語を描き出す。

 本作の翻訳・演出を長年担い、その世界観を確立した青井陽治の志を受け継ぎ、2017年から演出を担うのは藤田俊太郎。本作を「どんなカップルにも必ず“奇跡”が訪れる作品」と語る藤田が、オリジナルの精神を守りながらも、現代に響く新たな『ラヴ・レターズ』を創り上げている。


 キャストの組み合わせごとに生まれる唯一無二の化学反応が、物語を何度でも新しく蘇らせる。同じ台本でありながら、出演する俳優の世代や個性、人生経験によって、まったく異なる表情を見せる。

 朗読劇『ラヴ・レターズ~2026 Summer Special~』は、7月30日~8月2日、東京・PARCO劇場にて上演。

 ※キャスト、演出のコメント全文は以下の通り。

<コメント全文>

■藤田俊太郎(演出)

 『ラヴ・レターズ~2026 Summer Special~』の新しいシーズン。清々しく美しい夏の風のような素晴らしいカップルが誕生しました。

 牧島輝さんと梅澤美波さんが手紙にしか表現できない手触り、温もり、親しさを。丸山智己さんと柚香光さんは20世紀アメリカを生き、互いに愛を与えあった軌跡を。小林唯さんと木下晴香さんがある二人の男女の50年に渡る愛と真実の物語をお届けします。

 同じ戯曲、同じ設え。でもカップルによって作品の彩り、あじわいは全く変わります。観終わったら、静かにそっと大切な誰かを思い出し、思わず誰かに会いたくなるような極上な体験。
親愛なる観客の皆様を劇場でお待ちしております。

■牧島輝

 『ラヴ・レターズ』に出演することとなりました、牧島輝です。たくさんの方に愛されたこの作品に出演出来る事を光栄に思います。今までも素敵な俳優さん同士のペアで上演されてきたかと思います。僕たちなりの『ラヴ・レターズ』を劇場に来られた皆さまと愛のある時間を共有出来るよう、精一杯努めさせていただきます。よろしくお願いします。

■梅澤美波

 朗読劇『ラヴ・レターズ』に出演させていただきます。長く愛され続けるこの作品に携われること、とても光栄に思います。

 手紙という形で重なっていく、ふたりの人生。交わる言葉のその奥には、時間や距離、そして言葉にしきれなかった想いまでもが滲んでいるように感じます。書かれた言葉の温度や、行間に宿る気持ちを自分なりに大切にすくい上げながら、皆さまにお届けできたら嬉しいです。

 静かに流れていく時間の中で、心にそっと残るような作品になるよう、精一杯向き合いたいと思います。
劇場でお会いできるのを楽しみにしています。

■丸山智己

 ついに、数々の先輩方が演じてこられたこの名作に挑戦する時がやってきました。演出の藤田さんとはかつて蜷川幸雄さんの元で苦楽を共にした同志。安心して作品に身を投じることができます。言葉だけという制約があるからこそ生まれる心の機微に耳を傾けて、初めましての柚香さんとでしか紡げない二人の関係を、その時間を楽しみたいと思います。

■柚香光

 34年もの長きに渡り繋ぎ継がれて来た作品『ラヴ・レターズ』に出演できることが、どれほど光栄なことか感謝しています。テーブルと椅子...そしてお客様...。そのシンプルな空間を、二人の役者の声が紡ぎ上げる、人生と愛。丸山智己さんとご一緒させていただける喜びと、初めての朗読劇に、この胸をときめかせながら、愛され続けてきた作品に挑ませていただきます!

■小林唯

 この度、初の朗読劇に挑戦させていただきます。身体表現を使わず言葉だけで世界を作っていくことに緊張感がありますが、余白がある分、物語の奥行きは無限に広がると思います。

 役者としての技量が試されるこの機会に、表現者として強い信頼を寄せる木下晴香さんとご一緒できるのは頼もしくもあり、自分自身も奮い立たされています。リハーサルが少ない分、ライブ感が要になるので、その一瞬一瞬の心の揺れを楽しめたらと思います。
お待ちしております!

■木下晴香

 お話をいただいた時に出た「おぉ!」という自分の声に、私は今までこの作品の上演発表を、密かに憧れや好奇心を抱いて眺めていたことに気づきました。参加させてもらえること、PARCO劇場に立てること、大変嬉しく思っております。

 私は手紙が好きです。文字に込められた2人の想いや温度を朗読で紡いでいくひと時...楽しみで仕方ありません。小林唯さん、そして皆様と『ラヴ・レターズ』という作品を存分に味わえますよう、精一杯努めます!

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