役所広司が主演を務める日曜劇場『陸王』(TBS系/毎週日曜21時)の第5話が19日に放送され、SNS上では、苦境に陥った「こはぜ屋」を救おうと奮闘する山崎賢人演じる大地の活躍に喝采が贈られた。

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 ドラマ『陸王』は、『半沢直樹』『下町ロケット』の池井戸潤の同名小説を、『半沢』『下町』のドラマスタッフが映像化。
創業100年を誇る老舗足袋メーカー・こはぜ屋4代目社長の宮沢紘一(役所)が経営不振に陥った会社存続のために、足袋製造のノウハウを活かしたランニングシューズ「陸王」を開発し、世界的シューズメーカー・アトランティス社と対峙していく姿を描く。

 第5話では、「陸王」の開発資金がかさみ、足袋の利益を侵食してしまう状況に陥ったこはぜ屋。当面の資金繰りに頭を悩ませていた宮沢は、「陸王」開発のために試行錯誤しているシルクレイのソール技術を応用した新しい地下足袋の開発を思いつく。ほどなく製品化に成功した新しい地下足袋「足軽大将」は、大きな反響を得てヒット商品へと成長。そんな中、宮沢の息子・大地(山崎)は「陸王」開発に携わるかたわら就職活動を続け、大手食品会社の一次面接を通過していた。

 一方、「陸王」に足を通した茂木(竹内涼真)の元をアトランティス社の佐山(小籔千豊)が訪れ、茂木のために開発した新型のRIIと、こはぜ屋の信用情報調査票を差し出す。佐山はこはぜ屋の経営状態が芳しくないことを茂木に伝え、再びアトランティス社のサポートを受けるように促すのだった。

 ヒット商品「足軽大将」の追加生産に追われるこはぜ屋では、ベテラン社員の冨久子(正司照枝)が過労で倒れ、飯山(寺尾聰)はかつて借金をしたシステム金融の男たちに襲撃され、入院を余儀なくされる。「足軽大将」の納期日にシルクレイ製造機の不具合から100足以上の不良品も見つかってしまい、こはぜ屋は窮地に立たされる…。

 今回はいつにも増してこはぜ屋に窮地が訪れるが、それを救ったのが大地だ。シルクレイ開発者としてこはぜ屋の顧問となった飯山とまさに“師弟関係”のような絆を育んできた彼が、飯山不在のこはぜ屋でシルクレイ製造機と格闘する姿や、就職試験を断って「足軽大将」の生産に追われるこはぜ屋に駆け付けるシーンには、SNS上では「今日は大地の回!」「大地たくましくなったね…」「大地が成長して行くように山崎賢人自身も成長しているんだろうな…と感じ感動」といった絶賛の声が寄せられていた。
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