俳優の松山ケンイチ染谷将太が主演を務める『聖☆おにいさん』(NHK総合/毎週土曜23時30分)第I紀の第2回が今夜放送。今回も、松山と染谷がイエスとブッダに扮し、原作さながらのシュールな世界観を体現する。


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 本作は、2006年から『モーニング・ツー』(講談社刊)で連載中の中村光による人気ギャグ漫画『聖☆おにいさん』の実写ドラマ化。映画『銀魂』シリーズやテレビドラマ『今日から俺は!!』など数々のヒット作を手がけてきた福田雄一が監督・脚本を務め、俳優の山田孝之が制作統括としてプロデュースする。

 世紀末を無事に越えた、“目覚めた人ブッダ”と“神の子イエス”の2人は、東京・立川でアパートをシェアし、下界でバカンスを過ごしていた。近所のおばあちゃんのように、細かいお金を気にするブッダ。衝動買いが多いイエス。六一間で繰り広げられる、ユルくてほっこりする2人の日常生活を描く。


 第I紀、全10話のショートストーリーをオムニバス形式に再編集して3回にわたりオンエア。2回目となる今夜は、「バカンス in 立川」「奇跡の物件」「福も来た!!鬼も来た!!」「白い聖人たち」の4話が放送される。

 「バカンス in 立川」では、イエスが沖縄にバカンスに行き、のんびりしたいとブッダに懇願する。「家でも毎日のんびりしているんだから」と否定的なブッダだったが、イエスの熱量におされてOKを出す。旅行プランを立てて、盛り上がる2人。お互いにやりたい事を挙げていくが…。


 「奇跡の物件」では、収納に困ってブッダが部屋を整頓していたとき、イエスが不動産屋で家賃3万円のオートロック付き物件を見つけてくる。その安さの理由が幽霊の出る訳あり物件であると思い当たる2人は実家に近いと喜ぶが、そのタイミングで大家の松田さんが訪ねて来て…。

 「福も来た!!鬼も来た!!」では、節分でブッダがイエス扮する鬼に豆を撒くのだが、イエスは自身の迫害経験からブッダにも熱のこもった豆撒きを要求する。イエスのその熱の入れように感心するブッダだったが、満足したイエスはすぐに寝てしまい…。

 「白い聖人たち」では、地上で初めてのホワイトデーを迎えるブッダとイエスが、バレンタインをもらっていた人々にクッキーを作ってお返しをしようと考え、大天使ミカエルにも力を借りクッキーを作る。しかし、完成したクッキーを潰してお返しをしたことで管理人・松田さんに嫌がらせと勘違いされてしまう。


 ドラマ『聖☆おにいさん』第I紀 第2回は、NHK総合にて6月29日23時30分放送。