連続テレビ小説『エール』(NHK総合ほか)で主演を務めてきた俳優・窪田正孝の1年間に密着したドキュメンタリーブック(12月4日発売)のタイトルが、『Vreath ‐Documentary of 窪田正孝 in エール‐』に決定。併せて砂浜に置かれたオルガンの前で佇む窪田の姿を写した表紙画像と、収録カットの一部が解禁された。



【写真】ドキュメンタリーブック『Vreath ‐Documentary of 窪田正孝 in エール‐』収録ページ

 タイトルにある「Vreath」の語は、窪田自らが発案。インタビューで窪田は「Breathは息継ぎという意味ですけど、呼吸をすることや息をすることって、音楽だけじゃなくて生きているということにもつながるじゃないですか。僕の中で『音楽』と『人生を生きていくこと』が結びついたのと、音楽記号で息継ぎのことを楽譜で『V』と表現するので、自分なりに造語を作ってみてもいいんじゃないかな、と思って『Vreath』にしました」と語っている。

 本書は、窪田がクランクインからクランクアップまで『エール』の世界に真剣に向き合い続ける姿を一冊に凝縮した、自身初となるドキュメンタリーブック。これまであまり見せたことのない“撮影現場での姿”に密着して撮りためた写真や、ドラマ撮影の合間に本書のためだけに撮影した写真の数々が収録される。

 撮影中、幾度にもわたり行われたインタビューは、役柄の成長と共に変化していく気持ちを定点観測したものとなっている。
コロナ禍の中での撮影についてのこと、『エール』をきっかけに考える役者人生など、その時々での気持ちを記録。撮影終盤、最終台本を手にした窪田の思いを綴ったロングインタビューも併録されている。

 また、約1年間の撮影を終えた瞬間の晴れやかな表情を収めた貴重なカットや、クランクアップ直後の気持ちを語ったインタビューも収録。さらに、共演の二階堂ふみや演出の吉田照幸からの窪田への手紙、そして、窪田からの自身が演じた役である古山裕一への手紙などの企画コンテンツも。

 撮影を務めたのは、約8年前の撮影で意気投合して以来、これまで発表されてきた窪田のフォトブックやカレンダーを数年にわたり手掛けてきた写真家・齋藤陽道。

 初公開された表紙は、窪田演じる古山裕一と二階堂演じる妻・音が2人の思い出の地を巡り、砂浜でデートするシーンの一幕を思わせる、切なさ漂う美しいビジュアルをベースにデザインされたもの。
併せて解禁された収録カットは、野球場での撮影シーンを収めたメイキングカットや、裕一が福島の実家・喜多一呉服店で楽譜を書いていた頃の、撮影現場の裏側を感じられるオフショットや、放送当時にも話題となった肉体美がのぞくランニング姿など。

 ドキュメンタリーブック『Vreath ‐Documentary of 窪田正孝 in エール‐』は、SDPより12月4日発売。価格2500円(税別)。