女優の波瑠が主演を務め、俳優の林遣都が共演するドラマ『愛しい嘘~優しい闇~』が、テレビ朝日系にて2022年1月より毎週金曜23時15分に放送されることが決まった。

【写真】愛本みずほ『愛しい嘘 優しい闇』原作書影

 愛本みずほの漫画『愛しい嘘 優しい闇』を実写化する本作は、同窓会が恋と悲劇の始まりとなる、先の読めない本格ラブサスペンス。

ドラマ版ではオリジナルのストーリー展開も用意し、原作漫画とは一味違う衝撃の物語を紡ぐ。脚本のメインライターは、2018年版『下町ロケット』や2020年版『半沢直樹』などの丑尾健太郎。

 中学卒業から14年たったある日、不意に開催された同窓会で、出席した仲良し6人組のメンバーが、次々と亡くなっていく《事件》が発生。登場人物それぞれが抱える衝撃の闇、それを隠すための膨大なうそ、誰にも止められない愛憎の念が引き起こす《事件》の真相とは…。

 主演の波瑠が「あまり経験がない」というラブサスペンス作品で演じるのは、甘酸っぱい恋心の再燃と同級生たちの不慮の死にほんろうされる主人公・今井望緒。ずっと夢見ていた漫画家としてデビューを果たすも、鳴かず飛ばずで、今は明るい将来が見えないまま、漫画家アシスタントとして働く日々。
そんなある日、中学の同窓会で初恋の人と再会し、片思いだと思っていた彼から積極的なアプローチを受けると同時に、同級生が次々と亡くなる事件に巻き込まれていく。

 波瑠は撮影に向け、「ハラハラ、ヒリヒリ、ジリジリするようなドラマをお届けしたい! 視聴者の皆さんがサスペンスにのめり込めるよう、翻弄(ほんろう)される主人公の揺れ動きを丁寧に演じたいです」と意気込む一方、「とか言って、私が犯人だったりして(笑)。実は、私もまだ末を知らないんです」とも。

 一方、望緒の初恋の人・雨宮秀一を演じるのは、林遣都。「尊敬し、信頼している」という波瑠を相手に、絵に描いたような王子様ともいうべきパーフェクトな男を演じることに。しかし、そんな彼にも秘密が?  林は「先の読めない展開にとてもワクワクし、雨宮という役には武者震いを覚えました。
やりがいしかなく、この役を今の自分に託してくださったことに心から感謝しています」と話している。

 金曜ナイトドラマ『愛しい嘘~優しい闇~』は、テレビ朝日系にて2022年1月より毎週金曜23時15分放送。

 コメント全文は以下の通り。

■波瑠(今井望緒・役) コメント
 今回は私もあまり経験のないラブサスペンス作品。しかも、原作マンガのファンの方もたくさんいらっしゃるので、世界観を壊さないように演じなければ…と緊張しています。その一方で、ドラマ版の脚本にはオリジナル要素もありますし、「私たちが演じることで人間味などをどれだけ出せるかな? 挑戦したくなるような脚本だな」と、今から撮影が楽しみでもあります。

 私が演じる望緒は、性格的にもずっと揺れている上に、事件にも翻弄される人間。彼女の不安や怯えは、視聴者の皆さんの視点に一番近いと思います。皆さんがサスペンスにのめり込めるよう、翻弄される主人公の揺れ動きを丁寧に演じたいです。とか言って、私が犯人だったりして(笑)。実は、私もまだ結末を知らないんです。なので、登場人物のようにドキドキしながら先を待つことになると思います。

 林遣都さんとは15年前、まだ15歳だった頃に初めて同じ作品に関わったのですが、お互いあっという間に大人になりました(笑)。林さんは15年前からいい意味で変わらず、すごく穏やかで落ち着いていて、凪の雰囲気がある方。今回はぜひ意外な一面も見られたらなって思います(笑)。また、お芝居でも林さんをすごく頼りにしています。危うげで、いろんな謎がどんどん出てきそうな雨宮はきっと難しい役だろうと思いますが、林さんがどんなふうに演じられるのか、とても楽しみです。
 放送は冬ということで、皆さんはあったかい部屋でほっこり、ぬくぬくと過ごしてらっしゃると思います。
そんな皆さんに、ハラハラ、ヒリヒリ、ジリジリするようなドラマをお届けしたい! このドラマをご覧いただければ、ものすごいドキドキ感のある刺激的な冬を過ごしていただけるかと思います(笑)。

■林遣都(雨宮秀一・役) コメント
 尊敬し、信頼している波瑠さんが主演のラブサスペンス作品だとお聞きして、ぜひ参加させていただきたいと思いました。15年前、波瑠さんと一緒に撮影した映画の1シーンは、今も鮮明に覚えています。その後も何度か共演させていただいたのですが、常に作品や役に真摯な姿勢で向き合われる姿、現場での佇まいに、年齢が近いということもありすごく刺激を受けていました。お芝居をする上で自分がどんなアプローチをしてもきっと波瑠さんならすべて受け止めてくださるという信頼と安心感があるので、のびのびと雨宮を演じられたらなと思います。
 今回は愛本さんの原作から入り、その後ドラマの脚本を読ませていただきました。
先の読めない展開にとてもワクワクし、雨宮という役には武者震いを覚えました。やりがいしかなく、この役を今の自分に託してくださったことに心から感謝しています。丑尾(健太郎)さんの脚本は一人ひとりの人物が色濃く描かれていて、一切の隙がなく、原作同様手に取ると止まらなくなる内容でした。大変難しい役どころですが、脚本を信じて演じていけたらなと思います。
 本当に展開が面白く、1話から伏線だらけですので、どうぞ隅々までしっかりとご覧ください。たくさんの方に楽しんでいただけるよう全力を尽くしたいと思います。

■愛本みずほ(原作者) コメント
 ドラマ化のお話を聞いたときは、原作がそれほど進んでないこともあって「ほんまかいな?」と思いましたが、波瑠さんと林遣都さんが演じてくださると聞いてテンションがダダ上がりしました。原作にはない要素も盛り込まれるそうで、私の描いたキャラたちがどんなふうに動き出すのか、一視聴者としてもとても楽しみにしております。たくさんの方に楽しんでいただけますように!