かつては“テレビ界の帝王”と呼ばれ、プライベートでは“夜の銀座の帝王”と異名を取った、みのもんた。しかし、かつての帝王も、4月からのキー局のレギュラー番組のオファーは1本もなく、同時に、最近は夜の銀座でも目撃されなくなっている。
「テレビの仕事がなくて、みの自身が社長を務める水道メーター製造販売会社の『ニッコク』も経営危機だというウワサがありますからね。銀座で飲んでいる場合ではないと思いますよ」(みのを知るクラブ関係者)
昨年10月に、都内のホテルで「古希の祝い」のパーティーを開いたみの。パーティーには政財界人をはじめ、各界の著名人約1,000人が出席。同会の発起人が「田辺エージェンシー」の田邊昭知社長、「イザワオフィス」の井澤健社長、それに“芸能界のドン”と呼ばれる「バーニングプロダクション」の周防郁雄社長だったことから、各テレビ局の役員クラスが顔をそろえた。
みのは、パーティー終了後、“古希祝い特需”で何本かの番組に立て続けに出演。フジテレビの亀山千広社長も出席し、同会の運営もフジがバックアップしていたことで、4月から始まるフジの昼の情報番組にみのの名前が浮上。さらに、次男の不祥事を受けて降板したTBSの『朝ズバッ!』の後番組『あさチャン!』にも、この4月から出演という情報も流れた。しかしフタを開けてみると、フジやTBSだけでなく、他局からもレギュラー番組のオファーはなかった。
それどころか、現在の唯一のレギュラー番組『秘密のケンミンSHOW』の打ち切り話も出ている。理由は、視聴率は悪くないが、番組のマンネリ化が否めないこと。放送している日本テレビが、番組を制作する読売テレビに新番組の企画を打診しているという情報もある。しかし、実際のところは、次男の不祥事の際に、次男の日テレへのコネ入社を暴露したことへの意趣返しともいわれている。
このままの状態が続けば、みのが社長を務める「ニッコク」が経営危機に陥るのは目に見えている。なぜなら、ニッコクは水道メーターだけでなく、みのの芸能マネジメントも兼ねている会社だからだ。次男の不祥事が起きる前のニッコクの年商は、約30億円。内訳は水道メーター関連が6割、みののタレント業は4割と、かなりの比重を占めていた。ところが、最近はみののタレント業が激減、ニッコクは経営危機に直面している。
次男の不祥事が持ち上がったときは、さすがに銀座遊びは自粛したみのだが、その後、しばらくして復活。ニッコクの水道関係者と飲み歩いていた。ところが、今年に入って、夜の銀座から姿を消したという。さすがに、銀座で飲めるだけの余裕がなくなってきたということかもしれない。
一方、昨年3月に「週刊文春」(文藝春秋)で“薬物疑惑”が報じられて以来、仕事が激減した元プロ野球選手の清原和博は、今も銀座のクラブをハシゴする姿が頻繁に目撃されている。しかも、カリスマモデルの亜希さんとの離婚原因になった銀座のクラブママと2人で歩いているところが目撃されたかと思えば、別のクラブホステスを次々に口説き回っているという情報もある。どこにそんな金があるのかと思えば、自宅の高級マンションを売却した金で飲み歩いているとのウワサだ。
もはや、清原の暴走を止める者は誰もいないらしい。みのは会社のために銀座遊びを自粛したが、自暴自棄になって飲み歩いている清原は、とことん自滅するしか、自分に置かれている立場に気づく手段がなさそうだ。
(文=本多圭)