山口達也 公式Twitterより

 元TOKIOの山口達也が、自身が代表を務める「株式会社山口達也」を設立したことを先日発表し、話題となっているが、その“意図”についてもさまざまな憶測が飛び交っている。

 山口が起業したこと、さらに公式サイトとTwitterアカウントを開設したことは今月24日に各メディアで一斉に報じられた。

公式サイトでは、過去の不祥事への反省の言葉を記し、「私がこの度患っている『アルコール依存症』は、完治しないと医師に宣告されました。この病気と一生付き合って行こうと決めました」とした上で、各種依存症者向けの講演活動、企業向け各種危機管理セミナー、SDGs活動のアドバイザーなどの事業を展開していくと発表している。

 山口といえば、2018年4月に自身が司会を務めていた番組『Rの法則』(NHK Eテレ/現在は終了)で共演していた女子高校生タレントに対する強制わいせつ容疑で書類送検され、示談が成立したことで不起訴処分(起訴猶予)になったものの、ジャニーズ事務所が契約を解除。泥酔状態での行為だったとして、以降はアルコール依存症の克服に努めていたが、2020年に酒気帯び運転で逮捕され、略式起訴となっていた。

 山口の“再スタート”について、2016年に離婚した元妻で実業家の高沢悠子さんは同日、山口の会社のURLなどとともに「We’re so proud of you(私たちはあなたをとても誇りに思っています)」と綴り、Instagramに投稿。現在、ハワイを拠点に6人組ボーイズグループ「CROSSING RAIN」のメンバーとして活動している長男のShotaroも、ストーリーズ機能を使って「おめでとう」と父親の再出発を祝福している。

 一方、ネット上では「ずっと待ってました、応援します!」「失敗しても努力すれば立ち直れると証明してほしい」「過去の事件の幕引きがあいまいで正直応援できない」「未成年への性加害を『酒のせい』でごまかしているように見える」などと賛否が起きている状況だ。

 これを受けて山口は26日、「この度はたくさんのメッセージを頂戴し、心より感謝申し上げます。ご意見ご要望をいただきました事により、より方向性に広がりを見出す事が出来ました。いただくチャンスに感謝をし、地道に私らしく活動して参りますので宜しくお願いいたします。温かいコメント、大変恐縮です」とツイート。あわせて自身の近影を公開している。

 山口の会社設立において、もっとも気になるのは「株式会社山口達也」という社名だ。TOKIOの城島茂国分太一松岡昌宏が立ち上げた「株式会社TOKIO」を意識した社名に感じられ、ネット上では早くも「TOKIO再結集」を期待する声があがっている。

 実際、それを予感させる出来事もあった。国分は24日に自身のTwitterで「最近周りがTwitter始めだしてるね。なんか嬉しいし楽しい!あっ!またまたフォローしなければ!!」とツイートし、山口のアカウントをフォロー。現役のジャニーズタレントが退所者のアカウントをフォローするのは異例で、国分は1月10日に山口が51歳の誕生日を迎えた際にも「今日は山口達也の誕生日!おめでとう」などと祝福メッセージを記していた。

 さらに、TOKIOがレギュラーを務めるバラエティ番組『ザ!鉄腕!DASH‼』(日本テレビ系)のチーフプロデューサーらも山口のアカウントをフォローしており、ジャニーズ事務所やテレビ局も応援ムードになっていることがうかがえる。

 「株式会社山口達也」の事業内容は公演活動などが中心とされているが、一部報道によると、同社の登記簿の事業目的には「タレント・モデル・俳優・声優・各種アーティスト・スポーツ選手・ナレーター等の発掘、育成、キャスティング及びマネージメント業務」「農業、飲食業、不動産業、倉庫業及び投資業」との記載があるという。前者は完全に「芸能事務所」を意識したもので、後者は「農業」「飲食業」といった点がTOKIOの活動とリンクする。

 こうした“情況証拠”から、山口のTOKIOへの合流が既定路線になっているのではと推測する声もあるようだ。すぐに再加入は難しくとも、会社同士のコラボという形で山口とTOKIOがかかわりを持ち、グループの再結集へとつながっていく道はあり得る。山口はジャニーズのトップである藤島ジュリー景子社長の特別なお気に入りだったといわれ、それも再結集の期待が高まる要因となっているようだ。

 2021年4月にジャニーズを退所した元メンバーの長瀬智也は、山口が欠けて音楽活動ができなくなったことでグループ脱退と退所を決意したともいわれている。現在は「Kode Talkers」というバンドを組んで音楽活動を継続しており、6月6日には1stアルバムをリリース予定で、同バンドの本格的な始動が近づいているものとみられる。だが、山口がTOKIOと再び関わるようになれば、長瀬が再結集に興味を持つ可能性はありそうだ。

 最大の問題は山口と長瀬が事務所を退所していることで、以前なら現役ジャニーズと退所者の共演はタブーだった。だが昨年に「男闘呼組」が29年ぶりに活動を再開しており、同グループは岡本健一がエージェント契約でジャニーズに属しているのをのぞき、他のメンバーは別の事務所に所属しているが、再結集が実現した。となれば、TOKIOの再結集も不可能ではなさそうだ。

 ただ、山口の起業にすら賛否ある状況となると、もしTOKIOの再結集プランがあったとしても世間の大きな反発が予想される。はたして、彼らが再び5人でステージに立つ未来はあるのだろうか。

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日刊サイゾー2022.01.21