あの細い目と大きな口、足を前に投げ出して座っているスタイルは、世界の神様の中でも、群を抜いて不思議ユーモラス、ちょっぴり憎たらしくてものすごくかわいい。
しかもどんな願いでも叶えてくれる実力も兼ね備えているのである。
関西では、多くの宝くじ売り場のカウンターに、ビリケン像が置いてあるところが多いほど、生活に密着している神様ビリケンさん。
そのビリケンさん、姿形は子供だが、なんと、今年で100歳!
100周年記念のメモリアルイヤーの今年、ビリケンさんが色々面白いことになっているので、調べてみた。
今回、お話をお聞きしたのは、ビリケンを商標登録している、田村駒株式会社。
すると、色々びっくりなことが分かった!
そもそも、ビリケンさんについておさらいしてみよう。もともと、ビリケンさんは、1908年、アメリカの女性アーティストが夢に出てきた神様を形にしたもので、すぐに全世界的に大流行。
ヴィヴィアン・リーが出演するハリウッド映画『哀愁』にも、戦地に赴く恋人にヴィヴィアンが手渡すお守りとしてビリケンさんが出ているというのだから、ビリケン流行がいかにすごいものだったかわかる。
日本でも、その流行を受け、1911年、現在の大阪に本社を構える田村駒(株)の前身、神田屋田村商店が商標登録を行い、販売促進用品や商品キャラクターとして使用し始め、翌年12年、大阪新世界の遊園地「ルナパーク」にもビリケン像が設置。しかし、戦後の混乱の中、このルナパークのビリケンさんが行方不明に! そこで、田村駒(株)が持っていたビリケン像によって、現在、通天閣にいるビリケンさんが作られたそう。