日に日に熱くなり、日射しも厳しくなる一方。絶対に日焼けしたくない人は、その対策に余念がないことと思う。
日焼け(紫外線)対策といえば、まず日焼け止め化粧品があるけれど、選ぶときの基準となるのが、紫外線防止効果を表すSPFとPAという2つの指標。SPFは0~50までの数字で、PAは3段階の+で表示される。その詳細については、以前コネタで紹介された、こちらの記事(日焼け止めの表示方法に決まりはあるの?)を参考にしていただきたい。
簡単にいえば、両方とも数値が高いほうがより防止効果が高くなるわけだが、特にSPFの数値に関して、ふと思ったことがある。重ね付けしたときに、どうなるのか、という問題だ。
特に最近は日焼け止め乳液や下地にだけでなく、ファンデーションそのものにもSPF値がついたものが多くあって、例えば、BBクリームもそう。ご存知の方も多いだろうが、BBクリームは保湿、美容成分、下地効果、ファンデーションなどがひとつになったクリームのことで、一本でファンデーションまでの役割をしてくれるという優れもの。
私もBBクリームをたまに使っているのだが、これ一本にSPF35の値がついているので、日常的な日焼け止め対策としては十分。ただ、どうしても使用感の好みがあって、その前に滑らかなローション状の日焼け止め乳液を塗っているのだ。そして、そのSPF値は17。
ということで、結果的にSPF17の上に、35を重ね付けしている、というわけ。
そこでさっそく、SPFの数値を定めている日本化粧品工業連合会に聞いてみることに。すると、こんな返答が。
「例えば、SPF20と、SPF30のものを重ねても、SPF50にはなりません。単純な足し算にはなりません!(きっぱり)」
……そうなんだ。たしかに、よくよく考えてみればそういうことかもしれない。まあ、ちょっとだけ残念のような気もするが、もちろん、重ね付けすることでの問題などは、一切ないとのこと。さらに、「同じ数値のものでも、別の数値のものでも、重ね付けすることで効果は高まります」との朗報も。
つまりSPF20と30をつけた場合、もともと30の効果はあるわけだが、それよりも少し効果としては高くなる、ということだ。じゃあ、このまま心おきなく重ね付けを続けようっと。くれぐれもファンデーションの厚塗りには気をつけつつ!
(田辺 香)
私もそのひとりだ。
日焼け(紫外線)対策といえば、まず日焼け止め化粧品があるけれど、選ぶときの基準となるのが、紫外線防止効果を表すSPFとPAという2つの指標。SPFは0~50までの数字で、PAは3段階の+で表示される。その詳細については、以前コネタで紹介された、こちらの記事(日焼け止めの表示方法に決まりはあるの?)を参考にしていただきたい。
簡単にいえば、両方とも数値が高いほうがより防止効果が高くなるわけだが、特にSPFの数値に関して、ふと思ったことがある。重ね付けしたときに、どうなるのか、という問題だ。
特に最近は日焼け止め乳液や下地にだけでなく、ファンデーションそのものにもSPF値がついたものが多くあって、例えば、BBクリームもそう。ご存知の方も多いだろうが、BBクリームは保湿、美容成分、下地効果、ファンデーションなどがひとつになったクリームのことで、一本でファンデーションまでの役割をしてくれるという優れもの。
私もBBクリームをたまに使っているのだが、これ一本にSPF35の値がついているので、日常的な日焼け止め対策としては十分。ただ、どうしても使用感の好みがあって、その前に滑らかなローション状の日焼け止め乳液を塗っているのだ。そして、そのSPF値は17。
ということで、結果的にSPF17の上に、35を重ね付けしている、というわけ。
じゃあ、もしかすると足してSPF50以上になったりして?! あるいは、混ざってなにか変なことになったりはしないのか? そんな素朴な疑問&心配が浮かんだのだ。
そこでさっそく、SPFの数値を定めている日本化粧品工業連合会に聞いてみることに。すると、こんな返答が。
「例えば、SPF20と、SPF30のものを重ねても、SPF50にはなりません。単純な足し算にはなりません!(きっぱり)」
……そうなんだ。たしかに、よくよく考えてみればそういうことかもしれない。まあ、ちょっとだけ残念のような気もするが、もちろん、重ね付けすることでの問題などは、一切ないとのこと。さらに、「同じ数値のものでも、別の数値のものでも、重ね付けすることで効果は高まります」との朗報も。
つまりSPF20と30をつけた場合、もともと30の効果はあるわけだが、それよりも少し効果としては高くなる、ということだ。じゃあ、このまま心おきなく重ね付けを続けようっと。くれぐれもファンデーションの厚塗りには気をつけつつ!
(田辺 香)
編集部おすすめ