哀愁漂うメロディアスなものから、自然と踊りだしたくなるようなダンス・ロックまで、とにかく楽曲のレンジが広いことに驚かされる。2010年代前半に目立った「踊れるバンド」は数あれど、多くのジャンルを融合させた彼らの楽曲アプローチには流行に左右されない「KEYTALKらしさ」が一貫しているので、一度ハマったらなかなか抜け出せないはずだ。

また、声質の異なる寺中と首藤の心地よいツイン・ボーカルは、このバンドの最大の魅力。それぞれまったく別の色合いを帯びた歌声は、ひとたび重なりあうと、なんとも言えず涼しげで、かつアンニュイな響きを奏でる。近年、男女のツイン・ボーカルバンドが存在感を示しているが、「KEYTALK」は男性ツイン・ボーカルの新たな魅力を堪能させてくれる。ぜひ一度生で歌声を聴いてみてほしい。

【春の対バンドツアーはSOLD OUT! 5月からはワンマンツアーがスタート】


そんな注目の「KEYTALK」は、3月より全国20カ所をめぐる対バンツアーを敢行する予定なので要チェック。その名も「“遥々、春バラーバはちもくがあなたの街まで春をお届けに参ります、候。〜桜〜”対バンツアー」。タイトル長っ……! すでに全公演がSOLD OUTという好スタートを切ったようだ。

さらに5月23日から6月28日までの約1カ月間、5月23日の熊本公演から6月28日の北海道公演まで、全国10カ所をめぐるワンマンツアーが行われる。対バンツアーのチケットを入手できなかった人は、「FLAVOR FLAVOR」でさらに新境地を開拓した「KEYTALK」の魅力を堪能してほしい。

会場全体が一体となって踊る彼らのライブは、一度足を運んだら最後。リピーター続出中なので、今後ますますチケット入手が困難になるのでは……!? 2015年は、そんな彼らの活躍に、ますます目が離せなくなりそうだ。
(はなふさゆう)