松中、小笠原…1973年世代の大打者たち
打者でいうと、平成唯一の三冠王・松中信彦(元ソフトバンク)、「ガッツ」こと小笠原道大(現中日二軍監督)、中村紀洋など数多くのスラッガーたちがこの「1973年世代」に該当する。
また、この他にも野手では、ショートとして歴代最高クラスの守備力で知られる小坂誠(元ロッテ)や00年代の巨人の中心選手であった清水隆行(元巨人)、振り子打法が印象的だった坪井智哉(元阪神)などもいる。
1973年世代の投手陣
また、投手陣も多くの名選手がいる。先発陣を見ていくと、引退を発表した三浦大輔を筆頭に、ドジャースでも活躍した石井一久(元ヤクルト)やジョニーの愛称で親しまれた元ロッテのエース・黒木知宏が「1973年世代」だ。
また中継ぎ投手では、薮田安彦(元ロッテ)や162km/hを記録したマーク・クルーンなどもこの世代に該当する。
1973年世代唯一の現役・イチロー
そして1973年世代で忘れてはならないのが、なんといってもイチローである。イチローのこれまでの活躍はいうまでもないだろう。数多くのスター選手が存在する1973年世代でも、やはりイチローは特別な存在であるため、この世代のことを「イチロー世代」と呼ぶメディアも見られる。
そして三浦の引退によって、イチローが1973年世代唯一の現役プレイヤーになることが決定的となった。世代最後の現役となったイチローの今後にも注目したい。