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水前寺清子『365歩のマーチ』へのアンサー?
──(質問時間僅かといわれ、焦りつつ)こないだ作家の羽田圭介くんに誘ってもらって、30周年記念の再集結のツアーをみました。
閣下 どれを見ました? 今回の30周年ツアーは。
──最初の埼玉の「全席死刑」初日と、最後の武道館の2日目です。
閣下 じゃあもう「ど最初」と「ど最後」を。
──オセロで言うなら全部みたことに。
閣下 「オセロで言うなら」(笑)
──武道館の、最後の最後のMCで、閣下が改めて「聖飢魔IIとは」ということを、ちょっと長い時間とって仰ったと思うんですけど。
閣下 はい。

──マイノリティに属するもののための音楽だったのではないか、と改めて聖飢魔IIの楽曲についての定義を述べた。
閣下 「マイノリティのヒーロー」って言い方したかな……で、ありたいと思っていた、また、そうであったかもしれないというようなところから始まったね。
──で、「死ね」とか「殺せ」ということももちろん本気で歌ってるんだけれども、それが一つの便宜のようなものでもあるという趣旨のことを仰って。案外、公式の場所でそういう見解を述べられたのを僕は聞いたことなくて、新鮮だったんです。その後『エルドラド』という曲に繋ぐまでに、最後喋ったことが、どういう意味だったんだろう? って。羽田君と帰り道、「?」って。