8月2日(金)から4日(日)にかけて開催されたTIF2019。
「SKE48」のOvertureが終わり、ステージが明るくなると、そこには古畑奈和を先頭に、三角形のフォーメーションでしゃがんだメンバー16人の姿が。1曲目は7月に発売されたばかりの最新シングル『FRUSTRATION』だ。
セクシーかつクールなダンスが話題となっている曲で、後のMCで須田亜香里が明かしたところによると、Youtubeで公開されたDance Practice ver.の再生回数が、MVの再生回数を超えたという。「騒げ」「バカになれ」「踊れ」「全部吐き出せ」、夏フェスにぴったりな歌詞で会場の熱量を上げていく。
2曲目は『青空片想い』。まっすぐな恋心を歌った2010年発売の2ndシングル。イントロにのせて、古畑奈和が叫ぶ。「みなさーん、SKE48です。この時間だけは私たちに心をください!」。可愛らしい歌詞ながら、振りの激しさはSKE48ならでは。2曲でメンバーは早くも汗だくだ。
4曲目は『手をつなぎながら』。SKE48初めてのオリジナル公演の楽曲であり、ナゴヤドームや豊田スタジアムなど大きなコンサートでもアンコールで歌われることが多い名曲だ。TIFでの披露は5年目の出場にしてこれが初めて。観客はイントロから大歓声で迎える。
ここでやっとMCの時間がやってくる。古畑の「みなさーん、こんにちは!」に合わせて、メンバー全員で「SKE48です!」と挨拶して頭を下げる。その間も、メンバーも観客も息を整えている。まだ4曲しかやっていないとは思えないエネルギー消費量。だが、もちろんライブはこれからだ。メンバーの自己紹介はなしですぐに次の曲へ。

高柳明音が「みなさん、まだまだいけますよね?」と煽った後に歌ったのは『パレオはエメラルド』。SKE48を代表する夏曲で、TIFでも毎年パフォーマンスしている唯一無二の曲だ。そこから『Stand by you』『アイシテラブル!』と続き、『アイシテラブル!』の最後には熊崎晴香が須田亜香里のホッペにキスをするおまけ付き。まさに「踊れ」「騒げ」「バカになれ」地で行くパフォーマンスだ。
そして最後の曲は『未来とは?』。6期生の江籠裕奈がセンターに立ち、隣には同期の古畑奈和が。初期SKE48を指導した振付師の牧野アンナ先生をして「並ぶと最強だね」と言わしめた2人。古畑の反対側には最新シングルで初選抜に選ばれた8期生の井上瑠夏の姿が。
多種多様なアイドルたちが集う真夏の祭典「TIF」、そこは他のグループのファンに自分たちの形を見せる場所でもある。SKE48は“らしさ”である全力のパフォーマンスを繰り広げ、最後は未来への強い意志を示し、ステージを後にした。
▽TIF2019 SKE48「HOT STAGE」セットリスト
M1 FRUSTRATION
M2 青空片想い
M3 Gonna Jump
M4 手をつなぎながら
M5 パレオはエメラルド
M6 Stand by you
M7 アイシテラブル!
M8 未来とは?