最近YouTuberとしても活躍中のAKB48柏木由紀。自身のチャンネル「ゆきりんワールド」で配信されている牛丼やカレーをただ食べるだけという配信や、コンプレックスを解消するメイク動画がバズリまくりの中、この先どんな動画を配信していくのか…展望を語ってもらいました!

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——YouTubeを始めてみたい気持ちはあった?

柏木 半々くらいでした。
気にはなっていたけど、数字になってしまうのが怖くて。登録者数と再生回数が出てしまうじゃないですか。だけど、今回の取り組みは個人としてというよりは、AKB48として始めるものなので、だったらグループのためにも始めてみようと背中を押してもらった感じです。

——結果、やってよかったですか?

柏木 はい! 1000%! なぜYouTubeに興味があったかというと、AKB48としてテレビに出演させていただく機会は歌番組が多いんですが、大人数の中だとアップにしていただけるのは3秒くらいだし、トークで個人をピックアップしていただけることもなかなかないので、歌番組だけでは自分の中身までちゃんと知ってもらえないというモヤモヤがあったんです。それに、「アイドルっぽい」とか「静かそう」というイメージで見られることが多くて。私、全然そんな人間じゃないのに(笑)。本当はよくしゃべるし、サバサバした性格で。それが伝わったらいいなぁという思いがあったところでYouTubeを始めたら、思いのほか早く自分の中身を知っていただけました。

——ですよね。牛丼を食べるだけの動画が話題になりましたが、牛丼がそんなに好きだったとは……。

柏木 普段から食べてますからね。今までに30本くらいの動画を上げていますけど、普段からやっていることばかりで、YouTubeのためにやっていることはないです。


——反応がいい動画は?

柏木 ダンス動画です。ダンスに自信があるわけじゃないのに、「こんなに再生されるの?」っていうくらい再生されていて。歌番組では3秒だけど、YouTubeなら1曲全部自分しか映らないから、見ている方にとっても新鮮だったんでしょうね。「こんなにちゃんと見たことなかった」「だてに長くやってないね」とお褒めの言葉をいただきました。

——「だてに~」は褒めてるのかどうか分かりませんけど(笑)。

柏木 それも、ファン以外の方からの反応が多かったことに驚きました。次に驚いたのが、メイク動画を上げたときでした。私は女子の憧れの対象ではないことは分かっているので(笑)、コンプレックスを隠すメイク動画をやってみたんです。自分のコンプレックスを話してから、こうやって努力しているんですって話したら、「勇気をもらいました!」とか「すみません、整形だと思ってました」とか反響が大きくて(笑)。

——アイドルとファンの関係を話した動画も反響がありましたね。

柏木 そうですね。ばーっとしゃべっちゃったんですけど、AKB48じゃないアイドルのファンやアニメ好きの方にまで広がったようで。
私の意見に賛同してくださった一般の方がツイッターで、(柏木の意見に同意して)「推しに文句を言うな」とつぶやいたら、20万いいねまで伸びていました。そこまで響くとは思っていませんでした。

——今までもSNSはやってきたと思いますが、それらとYouTubeはどんな違いがありますか?

柏木 YouTubeは一般の方に観てもらえている感覚が強いです。言いたいことがダイレクトに伝わっているという感覚もあります。

——それも変な話ですよね。ツイッターの方がフォロワー数は多いのに…。

柏木 確かに! ツイッターっていい言葉もあればそうじゃない言葉もそれなりにあって、ファンの方とアンチの方が同時にいらっしゃるんです。だけど、YouTubeって選んで見てくれるから、親近感を持って接してくれるんですかね。

——あと、ツイッターって秒単位で流れちゃうじゃないですか。

柏木 そうですね。言われてみれば、私がツイッターを見るときとYouTubeを観るときを考えても違いますもん。きっとそういうことなんでしょうね。
YouTubeって10分くらいは私の動画に付き合ってくれることになるから、その時点で選別されているのかもしれませんね。

——それにしても、動画からは楽しんでやっている感が伝わりますね。

柏木 楽しいです! ただ、私が楽しんで撮影したものに限って再生数が伸びない(笑)。散歩するとかおもちゃで遊ぶとか。カレーなどを食べる系はまあまあ伸びているんですけど。自分的には日常を切り取っているから、「こんな動画で大丈夫?」って心配しながら撮影しています。

——日常こそ見たことがないから反応がいいんでしょうね。

柏木 それを自分で気づくのが難しいんですよね。自分にとっての当たり前が、他の人にとっては当たり前じゃないということに。

——10分くらいの尺がほとんどですよね。そこも意識している?

柏木 はい。ほぼ編集なしでいけるように撮影はしています。
それも、私自身がYouTubeを観ていて、「だいたいこれくらいがいいよな」っていう感覚が10分なんです。テンション高めでお届けしているので、このテンションで20分だと観てくれないよなと思うので(笑)。

——YouTubeを始めてから変化した点はありますか?

柏木 頭の中には常にYouTubeがあって、日常会話の中でアイディアが急に生まれるようになったことです。あと、やりたかったことができるようになったのもうれしいですね。AKB48は人数が多いから、ロケに行くとなっても少人数なんですよね。でも、YouTubeなら自分が好きなところへ行けるので(笑)。でも、低予算ですよ! 予算をかけられたとしても、やりたい企画があるわけじゃないんですけど。

——サンリオのキキララが好きだということも伝わってきました。

柏木 大好きです! 持ち物もだいたいキキララです。

——パジャマ姿も新鮮でしたね。

柏木 (年齢的に)見せる需要はないかなとずっと思っていて(笑)。YouTubeだからこそ出せたのかな。
そもそも家の中を公開していなかったから、パジャマ姿を見せる機会もなかったんですけど。

——家も新鮮でした。メンバーを上げることを頑なに拒否してきたのに。

柏木 ウチはおしゃれじゃないんですよ! だから、お見せするのも恥ずかしくて。ソファーが限界です。取ってつけたようにぬいぐるみとか置いてますけど、もちろん普段は置いてないです(笑)。

——動画をたくさん上げるにあたって意識していることは?

柏木 偏らないようにしています。「○○系YouTube」にならないように、です。あと、せっかくAKB48として活動させていただいているので、AKB48でしかできないことをやろうとも思っています。劇場の裏側にカメラを入れたりして、AKB48に興味を持ってもらえるようにしています。ただ、まだ切り札は取ってあるので。ふふふ……。


——そうなんですね!

柏木 劇場公演や握手会が再開されたら、もっといろんな角度からの動画を出せると思うので、それはお楽しみということで。握手会の動画を1本上げましたけど、敷居が高いものと思われているだろうから、意外とただしゃべっているだけなんですよということを知ってほしかったんです。私はアイドルをもっと身近に感じてもらいたいんです(笑)。

——今後の方向性は?

柏木 今までと変わらずに素を出していきます! そして、「以前はAKB48を見てたよ」という方にも、もう一度AKB48を好きになってほしいです!

▽かしわぎ・ゆき
1991年7月15日生まれ。鹿児島県出身。B型。3期生。チームB所属。ニックネームは「ゆきりん」。

You Tubeチャンネル「ゆきりんワールド」

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