いたるところにITが浸透してきた昨今だが、あらゆる場所で操作用のユーザーインタフェースと遭遇するようになっている。大半のものは、標準的な感覚で操作できるものだが、時折"?(はてな)"が来訪する。
ひどい場合には、操作できずにフェードアウトを決断せざるを得ない。

使ってみたかったんだけどなあ。まあ、いいや。

ユーザー側はストレスが積り、サービス提供側は損失を蓄積する。ユーザーインターフェースに対する侮りが、表面化しない隠れた損害をもたらす。印象が悪くなると、ユーザーはしばらく離れるため改善に時間がかかるため"Win-Win"ならぬ"Lose-Lose"だ。
○ユーザーを迷わせないAppleの「Human Interface Guidelines」

Appleのユーザーインタフェース指針として非常に有名な「のHuman Interface Guidelines」は公開されているものだが、

読んでみると、

Hierarchy(階層 )
Harmony(調和)
Consistency(一貫性 )

が三本柱として、Web上にそびえ立つ。それに沿ったアイコン、レイアウト、色などにおける基本的な考え方を文章で示している。大事なのは、見た目の美しさやインパクトといった話ではなく、全体の中でのパーツを構造的に見せることや迷わせないユーザーインタフェースをどうやって構築するかを指南していることだ。構造化の話なのだ。

「同じ色を異なる意味で使用することは避ける」
「重要な情報は、十分なスペースを確保する」
「関連する項目をグループ化する」

など、兵法書の極意のようにズバッと芯をついたフレーズが随所にある。たしかに、自分がどの階層に居て、何をしているのかがわからないUIでは、そっと閉じてしまいたくなることがある。
WebサイトやアプリケーションのUIは重要で、大きな企業などでは開発時に体験者を募ってユーザーテストを行うケースもあるほどだ。ユーザーインタフェースは、それほど重要なのだ。
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