ENEOSは9月30日、EV経路充電サービス「ENEOS Charge Plus」の充電スポットのうち、全長6.5m超~9m以下のEVトラックが利用できるサービスステーション(SS)を拡充したと発表した。すでに公表済みの全長6.5m以下で利用できるステーションから対象を広げ、物流事業者の経路充電ニーズに対応する。


同サービスの充電スポットが設置されているのは全国580カ所のSS。すでに整備済みの6.5m以下対応のステーションを含めた各サイズの利用可能ステーション数は以下のようになる。なお車両サイズは架装を含む全長。
○車両サイズ別 利用可能ステーション数

6.5m以下:219SS ※整備・公表済み

7m以下:27SS ※今回の拡充対象

8m以下:20SS ※今回の拡充対象

9m以下:18SS ※今回の拡充対象

○車両サイズに応じた経路充電の環境を拡充

同社によると、商用車の電動化にあたって物流事業者は、事業所内の充電器設置スペースの確保や初期投資に加え、車両サイズに対応した経路充電スポットの不足といった課題を抱えている。特にEVトラックは車体が大きく、利用できる充電スポットが限られるため、より大型の車両にも対応する充電環境の整備を進める。

利用可能なSSは、EVトラック向け充電スポット検索の特設サイトで車両全長別に確認できる。利用にあたっては、掲載された案内図やSS紹介ページ、充電器の稼働状況を確認するとともに、入出構方法や駐車方向を事前に確認するよう案内している。

ENEOSは今後も、全国のSSネットワークで、車両サイズに応じたEVトラック向け充電スポットの拡充に取り組む。
○編集部メモ

「経路充電」は、車両の移動・運行途中に立ち寄って行う充電を指す。EVトラックについて、ENEOSは2023年にNEC・日本通運と福岡県内で実証実験を行い、長距離輸送での経路充電の有効性や、サービスステーションでの充電サービスに必要な条件などを検証する取り組みを進めてきた。既存SSでの対応拡大だけでなく、2025年10月に東京都品川区八潮で商用車専用の「大井充電ステーション」を開設するなど、商用車専用拠点の整備も進めている。大井充電ステーションは、全長7mの車両1台分と9mの車両5台分の計6車室を備えている。
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